評価する視点をもって論理的に読み、表現しようとする生徒の育成を目指して ―批評文を読み合うことで、気付き深まる中学国語科学習― |
|
弥富市立弥富北中学校 | 坂 口 ひ と み |
国語科において、説明文教材を評価する視点をもって論理的に読み、また自らも論理的に表現しようとする生徒を育成したいと考えた。本研究では、筆者の論の展開の仕方に着目して読み、それぞれの考えを共有する場を設定することで、新たな視点に気付いたり自分の文章を振り返って考えを深めたりすることができるという仮説に基づいて、内容を視覚的に捉えやすくするために模式図を使用したり、批評文を書き、それを読み合う活動を設定したりした。その結果、生徒は評価しながら文章を読み、根拠と自分の意見を明確に示した批評文を書くことができた。 |
叙述に基づいて自分の考えを形成し、他者と共有して考えを広げ深めることができる児童の育成 ―4年国語科「言葉を大切にして『ごんぎつね』を読み取り、 思ったことや考えたことを伝えよう」の実践を通して― |
|
知立市立猿渡小学校 | 岸 太 平 |
叙述に着目した読みと考えの交流を大切にした実践に取り組めば、児童は叙述に基づいて考えを形成し、他者と共有して考えを広げ深めることができると考えた。「探究ノートを活用したひとり調べ」「児童の追究意欲を高める問題の設定」「授業の終末段階における振り返りの場の設定」「探究ノートを用いた考えを共有する場の設定」を手だてとして実践に取り組んだ。実践を通して、叙述にこだわり、そこに含まれた登場人物の心情を見つけ、それを進んで伝え合うことで、考えを広げ深めていく児童の姿が見られた。 |
言葉にこだわって自分の考えをもち、
友達との関わり合いの中で自分の考えを深める子を目指して
―5年生国語科「大造じいさんとがん」の実践を通して― |
|
新城市立東郷東小学校 | 安 形 美 樹 |
本学級は男子8名、女子14名の単式学級で、発言力の強い児童に流される傾向が強い。国語科への苦手意識も強く、全体での話し合いに消極的な児童が多い。そこで、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の両輪で、言葉にこだわって自分の考えをもち、友達との関わりの中で自分の考えを深める子の育成を目指すこととした。この実践を通して、自分の考えを友達の考えと関わらせながら読みを深めていくことができた。 |
主体的に小論文を書く力を育成する ―高校3年生論理国語 生徒同士の学び合いを中心とした作文カンファランスを通して― |
|
愛知県立松蔭高等学校 | 日 内 地 健 |
論理国語の「書くこと」の領域において、協働的な学習の中で気付きを得て、主体的に自らの考えを粘り強く書くことができる生徒の育成を目指した。本研究では、プロセスを重視したライティング・ワークショップ型の授業を実施した。ガイドラインを作成し、生徒同士のカンファランスを工夫することで、生徒が自分の文章の特長や課題に気付きを得ることができた。また、振り返りの項目について、「書くこと」の活動自体を振り返らせるような工夫をした。本実践の中で、主体的に粘り強く書く力を育成することができた。 |
複数の視点から、多面的・多角的な読みをすることで、考えを広げ深めることのできる生徒の育成
―高等学校国語科「言語文化」リライト活動を通して― |
|
愛知県立春日井南高等学校 | 大 竹 徹 |
「言語文化」の学習指導において、口語訳や文法事項の学習に留まり、話のおもしろさに気付くことができない生徒に対し、複数の視点から解釈したり、本文に基づき想像されうる心情を補ったりするリライト活動を通して、多面的・多角的に考えることができる生徒の育成を目標とした。リライト活動の授業実践は2度行った。1度目は別解釈をもたせること、2度目は解釈を深めることをねらいとした。 |
社 会 |
主体的に学ぶ生徒の育成 ―生徒が学習形態や学習方法を選択する追究活動とポートフォリオを活用した中学社会科学習を通して― |
|
扶桑町立扶桑中学校 | 柴 田 健 太 郎 |
中学校社会科の学習において、学習形態や学習方法を自ら選択したり、ポートフォリオを活用したりして主体的に学ぶ生徒の育成を目指した。生徒自身が追究する課題に対して、個・ペア・グループなどの学習形態や、活用する思考ツールなどの学習方法を選択することを通し、主体的に学ぶことができる生徒が増えた。また、ポートフォリオを活用して、めあての設定や振り返りを行うことで、生徒自身が課題の追究に向けて自己調整しながら学習に取り組むことができた。 |
歴史上の人物を多面的に捉え、学びを実生活につなげることができる児童の育成
―小6歴史分野「戦国の世から天下統一へ」の学習を通して― |
|
瀬戸市立長根小学校 | 青 木 光 |
本研究では、織田信長と豊臣秀吉の人物像を多面的に捉え、得た学びから自分の生活に生かせそうな事柄を見つけることで、実生活につなげることができる児童の育成を目指した。その手だてとして、2人を観点別に評価し、レーダーチャートにまとめて話し合う活動や、2人になりきって歴史的事象を基にしたビデオレターを作り、伝え合う活動に取り組んだ。児童は、他者の視点を取り入れたり、複数の知識を統合させたりして、多面的に人物像を捉えることができた。また、信長・秀吉から学んだことを一般化し、実生活につなげる姿が見られた。 |
「自走」する学習者を育てる中学3年社会科学習 ―学び方の学習と社会的な見方・考え方を働かせる短時間学習を通して― |
|
春日井市立知多中学校 | 西 本 壇 |
中学校3年生の社会科において、自ら学習を進めることができる生徒の育成を目指した。学習の進め方をはじめ、情報の収集の仕方や整理・分析の仕方などの学び方を生徒が身に付けられるように工夫した。さらに、生徒が自ら学習を進められるようになるためには深い学びの視点からの授業改善が欠かせないと考え、社会的な見方・考え方を働かせる短時間学習を実践し、生徒が社会認識を深めるための視点や考え方を身に付けられたかどうかを検証した。 |
自律学習者を育成する中学社会科学習指導 ―生徒の主体的な学びを目指した「協同学習」を通して― |
|
半田市立乙川中学校 | 山 口 祐 輝 |
本研究では、社会科公民分野の学習において、先を見通すことが難しい時代を生き抜く自律学習者の育成を目指した。教師が提示した学習計画のモデルを基に、生徒が教師や他の生徒とインタラクションしながら学習計画の方向性について考えることで、主体的に学習に取り組む態度を養うことができた。また、学習方法についての振り返りを他の生徒と共有したり、学習のフィードバックとして教師作成の授業通信で学習状況を伝達したりすることで、自分自身の学習を見直し、生徒が自ら学習の調整をすることができた。 |
数学のよさを味わい、学びを深める生徒を育成する数学科学習 ―主体的な関わり合いを生み出す支援を通して― |
|
稲沢市立治郎丸中学校 | 佐 藤 拓 也 |
仲間や数学科学習と主体的に関わることができるような支援を通して、数学のよさを味わい、学びを深める生徒の育成を目指した授業の在り方を研究した。ICTの活用と仲間との対話を多く取り入れた授業展開や、意欲的な問題解決につながる課題の提示、終末の振り返りの蓄積や共有、価値付けを行った。成果として、生徒は関数領域における数学のよさを味わい、身の回りの事象を数理的な視点で捉え直したり、既習事項と関連させたり、新しい視点を獲得したりするなど、学習内容を多面的・多角的に捉えて学びを深めることができた。 |
目指す姿に向かって主体的に学び、友達との関わり合いを通して自他共に認め合う児童の育成
ー小学校3年算数「分数」の実践を通してー |
|
阿久比町立草木小学校 | 坂 野 優 貴 |
算数を学ぶよさや生活との関わりを実感し、友達との交流を通して、自他共に認め合うことで主体的に学習に取り組む力を育みたいと思い、本実践を行うこととした。本研究では、学習内容を見通し、児童が主体的になるめあてを教師が設定し、単元を通して児童に意識させるよう促した。その結果、児童は毎時間の学習に見通しがもてるようになった。また、自他共に関わり合う場の設定と振り返り活動を行うことにより、授業の中で積極的に自分の考えを伝えたり話したりできるようになったり、振り返り活動で自分と友達の考えを認め合えることができるようになった。 |
主体的・対話的で深い学びができる生徒を育てる高3数学科学習指導 ―自ら目標を設定し発表することを通して― |
|
愛知県立安城高等学校 | 犬 塚 英 俊 |
スクール・ポリシーの中で目指す生徒像として主体性や協働性を養うことを掲げている。授業の中でも主体的・対話的で深い学びの視点から授業改善が必要とされる。高校3年生という受験期において、大学調べを行い、授業内で発表することで、主体的に学ぶ姿勢が身に付き、同じ目標を掲げる仲間を発見することで、協働的で対話的な活動に結び付くのではないかと考え研究を行った。その結果、家庭での主体的に学習に取り組む時間は増加し、仲間と学習する習慣が身に付いた。 |
欠席した生徒の学びの保障と振り返りを目指した授業研究 ―ICTを取り入れた高校数学の授業実践を通して― |
|
愛知県立御津あおば高等学校 | 日 比 野 航 平 |
本校は、多様な生徒が在籍しており、授業を欠席する生徒も多い。中には、授業に出たくても出られない環境の生徒もおり、そのような生徒の学びの保障が必要とされる。数学の授業において、提示するスライドや板書を工夫し、そのスライドや板書したものをロイロノートで共有することで、欠席した生徒や、授業に追いつけていない生徒が授業の内容を理解し、振り返るきっかけにならないかと考え、この研究を行った。その結果、欠席が多い生徒が、ロイロノートを活用して授業の振り返りを行っているという成果が得られた。 |
理科の「見方・考え方」をはたらかせ、主体的に仲間と関わり合いながら課題解決ができる生徒の育成
―中学2年「動物のからだのつくりとはたらき」の実践を通して― |
|
東郷町立東郷中学校 | 市 川 陽 介 |
本学年の生徒の実態から、理科の「見方・考え方」をはたらかせながら課題の探究に取り組んだり、主体的に仲間と関わり合いながら課題解決したりする生徒を育成したいと考えた。本研究では、タブレット端末や思考ツールを活用することで、理科の「見方・考え方」をはたらかせる手助けとなった。また、生徒の疑問を基にした学習課題を設定したり、グループ活動を取り入れたりすることで、主体的に仲間と関わり課題解決しようとする姿も増えてきた。 |
自ら課題に挑み、科学的に解決することができる児童の育成 ―小学3年理科 風やゴムのはたらきの学習を通して― |
|
高浜市立高取小学校 | 加 藤 広 規 |
本研究では、小学3年理科「風やゴムのはたらき」の学習を通し、自ら課題に挑み、科学的に解決することができる児童の育成を目指した。興味をもって追究できる教材教具として風やゴムで動く車を用い、その車を指定した位置に止めるという課題提示や、課題解決に向けて相談し合えるペア活動を取り入れた。また、実証性・再現性・客観性の観点を意識して実験を進め、実験方法や結果を共有する場を設定した。その結果、自ら課題に挑み、科学的に課題を解決することができた。 |
自ら問いをもち、友達と関わり合いながら考えを明確にする生徒の育成
―中学3年理科 化学変化とイオン 生活に関わる化学現象を探究する活動を通して― |
|
田原市立東部中学校 | 大 場 久 司 |
生徒の実態から、自ら問いをもち、友達との関わり合いを通して追究する活動を行い、自分の考えを明確にする生徒を育成したいと考えた。そこで、本研究では、仮説Ⅰ「自分の考え方を視覚化したり、友達との関わり方を工夫したりする学習活動」、仮説Ⅱ「生徒の問いを中心にした授業展開の工夫」に基づいて、三つの手だてを講じた。イオンモデルを用いた思考の視覚化、互いの考えを伝え共有するペアトーク、振り返りを活用した、生徒の問いから展開する学習形態は、生徒の主体性を生み出し自分の考えを明確にするために有効であった。 |
自ら課題を見いだし解決する力と、それらを論理的に表現する力の育成
―実験の組み立てとレポート作成を取り入れた高等学校生物の学習― |
|
愛知県立豊丘高等学校 | 岩 崎 真 英 |
本研究は、生徒が自ら課題を見いだすことができ、解決に向けて主体的に取り組む態度や科学的事象から論理的に考察したことを表現する力を身に付けることを目指した。手だてとしては、タラの白子からのDNAの抽出とユキノシタの浸透圧を題材にして、生徒自ら実験手順や方法を組み立てて実施し、得られた結果から考察したことをレポートにまとめる活動を行った。成果としては、論理的な思考力と表現力は向上したことが確認できた。一方で、課題解決能力にはあまり変化が見られなかった。 |
仲間と学び合いながら「分かった」「できた」を実感できる生徒を育成する保健体育科学習 ―単元構想や学び合いの工夫を通して― |
|
犬山市立犬山中学校 | 梅 谷 和 幸 |
本研究では、中学校1年生を対象にマット運動(8時間完了)の授業を行い、仲間と学び合いながら、「分かった」「できた」を感じられる授業展開を目指した。生徒が自分で考え判断しながら進められるよう授業展開を工夫したり、個人種目と言われるマット運動にチーム制を取り入れたりすることで、マット運動への苦手意識を軽減することができた。また、多くの生徒が仲間と協力して学ぶことを肯定的に捉えられるようになった。 |
主体的にコミュニケーション能力を高める中学校3年英語科指導 ―継続・発展的な会話を目指した取組と振り返り活動を通して― |
|
日進市立日進西中学校 | 三 輪 豊 |
現行学習指導要領では、「伝え合う」という双方向のやり取りが求められている。生徒の「伝えたいことがうまく言えない」「話を続けられない」という気持ちを踏まえ、目指す生徒像を「相手に対する配慮の思いをもち、伝え合うことに自信と喜びをもってコミュニケーションを図る資質・能力を高める生徒」とし、本研究を進めることにした。話しやすい雰囲気をつくる会話術や会話表現の習得、そして自他の振り返り活動を積み重ねたことで「伝え合う力」を伸ばすことができ、会話を継続・発展させることができた。 |
自己調整学習を生かしながら論理的な文章を書くことができる生徒の育成 ―プロセス・ライティングと振り返り活動を通して― |
|
愛知県立岩倉総合高等学校 | 藤 本 貴 之 |
論理的な文章を書くことや、振り返りを次の活動に結び付けることを目指し、本研究ではプロセス・ライティングと、One Page Portfolio Assessmentを参考に作成した振り返りシートを取り入れ、①他者からの助言を生かしながら論理的な文章を書くことができるのか、②振り返りシートを用いることで自己調整をしながら、自分のライティング作品に生かすことができるのか、について研究した。その結果、①については協働的な学びを促進し、より質の高い文章を書くことができ、②では自己調整を行い、ライティング活動に生かすことができた。 |
他者の意見を聞き、自らも主体的に考える生徒の育成を目指して ―グループ活動を使った英作文の授業― |
|
愛知県立津島東高等学校 | 金 原 有 希 |
自分の意見を表すことに不安を感じる生徒が多いと感じられる。そこで、2回のエッセイライティングで、自分の意見を論理的に表せるようになるための活動を行った。多様な意見を知り、生徒が自分自身の意見を深められるようにグループ活動を行い、テーマについてメリットやデメリットを挙げた。また、エッセイの構成を学び、どのように自分の意見を論理的に表現するかについて研究した。結果としては、エッセイ構成を学んだことは効果があり、論理的に自分の意見を表す方法を学ぶことができた。 |
主体的に英語を学習し、自分の考えを英語で表現しようとする生徒の育成 ―ミニ・ディベートを活用した高校英語学習― |
|
愛知県立松平高等学校 | 林 佳 宏 |
「自分の考えを英語で表現できる生徒」を目指す生徒像とし、3年生の「英語コミュニケーションⅢ」の授業実践に重点を置いた。本研究では「ペアで異なる意見をやり取りする活動を繰り返し、英語で自分の意見が相手に伝わる喜びを得られれば、学習した内容や自分の考えを英語で表現しやすくなるであろう」と「自らが立てた目標を振り返る工夫を行えば、自らの学びを調整し次の学びへと生かすことができるであろう」という二つの仮説に基づいて実践を試み、目指す生徒の育成に有効な結果が得られた。 |
道徳的価値を自分ごととして捉え、自己の生き方について見つめることができる子の育成 ―小学3年道徳科 教材・他者・自己とのつながりを意識した実践を通して― |
|
豊川市立三蔵子小学校 | 菊 池 景 子 |
道徳科の授業において、教材の登場人物に自分自身を重ねながら、自己の生き方について見つめることができる子を育成したいと考えた。本研究では、登場人物の葛藤場面においてAかBか選択させて考えを明確にもたせ、問い返しにより道徳的価値の実現の難しさや人間的な弱さを感じられるようにした。また、気持ちメーターや座席表を活用して多様な意見を引き出し、ワークシートに「いいなと思った友達の考え」を書く欄を設けた。その結果、児童が一人称を使って発言することが増えたり、自分の考えを再構築したりする姿が見られた。 |
複式学級を見据えた、小規模校における新たな郷土学習の一考察 ―異学年で行う探究的な学習を通した、主体的・協働的に学ぶ児童の育成― |
|
南知多町立日間賀小学校 | 赤 澤 太 一 |
本研究は、ふるさとへの誇りや愛着をもち、日間賀島に関する探究的な学習に主体的・協働的に取り組む児童の育成を目指したものである。複式学級を見据え、総合的な学習の時間「日間賀島探究学習」において、学年・学級を解体した異学年のグループを編成し、児童が自ら学習コースを選択し学習した。観光業や漁業、防災に関する体験活動に取り組むことを通して、「10年後の日間賀島のために、あなたは何ができるだろう」という単元を貫く学習問題に対し、自分なりの思いや考えをもつことができた。 |
地域で発見!課題を自分ごととして捉え解決に向けて自分の言葉で発信できる児童の育成 ―小学5年総合的な学習の時間「安城の食べ物 知り隊 食べ隊 広め隊」の実践を通して― |
|
安城市立新田小学校 | 丸 山 祐 也 |
本研究では、課題を自分ごととして捉え、解決に向けて自分の言葉で発信できる児童の育成を目指した。地域の食とそこに関わる人を教材として選定し、見つけた課題を自らの力で探究して解決していく学習過程や、考えを自由に表現できる場の設定、意見交流での教師の出を工夫した。これらの手だてにより、自分ごととして地域の課題を解決しようと自分の言葉で意欲的に発信する児童の姿が見られるようになった。そして、今の自分たちにできることを考え、懸命に取り組もうとすることができた。 |
自分の考えや思いを自主的に伝えられる生徒を目指して ―話し合い活動(よしやまトーク)やSSTを取り入れた自立活動の工夫― |
|
西尾市立平坂中学校 | 大 畑 留 夏 |
人間関係の希薄化が進む現代において、「自分に自信をもって自主的に生活してほしい」と考え、目指す生徒像を「自分の考えを自主的に伝えられる生徒」とした。「安心できる環境であれば自分の意見を伝えることができるだろう」「自分の考えが伝わったという実感が自信につながり、自己肯定感が高まっていくだろう」という仮説に基づいて実践に取り組んだ。その結果、自分のことを発表する体験を通して、「伝わった」「認められた」という実感から成功体験を得ることができ、自分の考えや思いを人に伝えることができる生徒が増加した。 |
コミュニケーションを豊かに図ることができる児童の育成 ―小学部6年生「話そう・聞こう・書こう」の指導を通してー |
|
愛知県立佐織特別支援学校 | 松 島 竜 二 |
本研究では、自立活動と国語の授業において、「言葉で簡単なやり取りができる児童」「主体的に話してみようという気持ちがもてる児童」を目指し、対人関係や社会生活を営むために必要な技能実践(ソーシャルスキル)やごっこ遊びの授業実践を行った。自己主張が少ない児童であったが、状況に応じた会話練習を重ねることで定型文を覚え、円滑な会話ができることが増えた。また、言葉でのやり取りを楽しむことができた。研究を通して、言葉を遣おうとする態度を養い、コミュニケーションを豊かに図る児童を育成することができた。 |
制作を自分事と捉え、「やってみたい」という気持ちを育てる美術科学習指導 ―自分や友達のよさに気付き、制作への親しみを深めるための活動を通して― |
|
愛知県立瀬戸つばき特別支援学校 | 安 田 多 香 |
本研究では、制作を自分事として捉えて取り組んだり、自らの経験や気付きを生かしながら意欲的に制作したりすることができる生徒の育成を目指した。生徒が制作に対して親しみをもてるような目的や活動内容を設定し、自他の表現のよさに注目できるよう鑑賞方法を工夫することで、生徒は自らの作品に愛着を深めたり、友達の作品のよさに気付き、自らの表現の幅を広げたりしながら、制作への意欲を高め、活動することができた。 |
聾学校高等部における保健体育の学習に主体的に取り組む態度の育成を目指して
―ティーム・ティーチングによる効果的な指導・支援の工夫― |
|
愛知県立豊橋聾学校 | 加 藤 珠 理 |
本校高等部の生徒の実態から、保健体育の学習において自らの課題に気付き、一人一人が課題の解決に向けて主体的に取り組む意欲を高めたいと考えた。本研究では、ティーム・ティーチングにおける効果的な指導や支援を行うこと、ICT機器を活用して視覚的に情報を提供することで生徒たちの意欲や学習効果を高められるよう実践を行った。個に応じた指導・支援を工夫することで、「できた」や「楽しい」と感じる生徒が増え、主体的に活動に取り組む様子が見られるようになった。 |
小学校第6学年におけるGIGA第2期を見据えた情報活用能力の検討と育成 ―情報活用能力可視化チェックシートの実践を通して― |
|
春日井市立松原小学校 | 山 川 敬 生 |
本研究は、小学校第6学年におけるGIGA第2期を見据えた情報活用能力の検討と育成を目的とし、学級の実態に合わせた情報活用能力可視化チェックシートを作成して児童に取り組ませたり、GIGA第2期を見据えた知識の習得を目指し、昨今の社会の実情や課題を学ぶ授業を行ったりした。その結果、実践前に比べ情報活用を意識し、さまざまな立場から多面的に考えたり、1つの情報だけではなく複数の情報から信頼性を検討したりする児童が増加した。これらのことから、情報活用能力が育成される可能性が示唆された。 |
生徒の主体的な進路決定をめざしたキャリア教育 ―キャリア関連行事の充実と自己診断シートの活用― |
|
愛知県立守山高等学校 | 田 口 雄 基 |
主体的に自分の進路を決定できる生徒を育てるためには、キャリア教育で将来の選択肢に触れ、生徒が自己分析をすることが重要であり、教員間でコミュニケーションを図り、一貫した指導をすることで効果が高められると考えた。本研究では「キャリア関連行事で将来の選択肢に触れる」と「自己診断シートの活用」という二つの手だてと、アンケート結果や生徒情報を教員間で情報共有するという同僚性の構築を意識した取組を実践したが、これらは生徒の主体的な進路選択に一定の効果があった。 |
創・志・想・愛な学年集団の形成を目指した学年経営 ―自他共に認め合い、高められる学年づくりに向けた活動を通して― |
|
蟹江町立蟹江中学校 | 伊 藤 正 明 |
本研究は、第2学年を対象に、新しい目標を設定し、興味や可能性を発見したり、新たなことに挑戦したりすることで、自己実現を目指し、努力できる生徒の育成を目指した学年経営の実践である。学校行事において生徒自ら目標を設定する活動や、学級活動において自分や友達のよいところを見つけ合ったり、伝え合ったりする活動を充実させる実践を通して、生徒は主体的に行事に取り組むことができ、互いに助け合い、尊重することができる学級や学年集団を築こうと行動する成果が得られた。 |
自己理解・自己管理ができ、未来を見据えた行動ができる生徒の育成 ―主体的な文理選択・手帳の活用を通して― |
|
愛知県立阿久比高等学校 | 鈴 木 利 尚 |
高校生活の中で、付きたい仕事を見つけたり、大学等で学びたい学問に出会ったりするには、あまりにも時間が短い。現状およそ半数の生徒が将来の夢やなりたい職業がないまま進学するのが実情である。そこで就きたい仕事や学びたい学問は何かに気付くためには、自分の適性・特性は何かといった自分自身を知る活動をすることが大切であると考えた。本研究では、限られた時間を有効活用するために、手帳を活用し、自己管理できる生徒の育成を目指した。また、文理選択を通じて自己理解に努め、主体的に行動することを目指し、一定の成果を得た。 |