第48回愛知県総合教育センター研究発表会

平成20年11月21日(金)

1 はじめに
 第48回愛知県総合教育センター研究発表会を愛知県教育委員会今井秀明教育長,高須勝行学習教育部長ほか,多数の来賓の御臨席の下,県内外から約570人の参加者を迎え,開催した。
 午前は,開会行事に続き,「常に向上心 金メダルにタックル!」と題して,北京オリンピック女子レスリング代表監督の栄和人氏による講演を行った。女子レスリング55kg級金メダリストの吉田沙保里選手を交えた講演が終わった午後からは,研究テーマごとに7部会に分かれて研究発表・研究協議を行った。また,休憩時間中には教育相談特別研修論文の内容紹介ビデオの上映を,図書資料室においては,終日にわたり教育論文の展示を行った。以下にそれらの概要を紹介する


2 講 演 
◆演題 「常に向上心 金メダルにタックル!」
◆講師 北京五輪女子レスリング代表監督 栄  和人 先生
北京五輪女子レスリング55kg級金メダリスト 吉田沙保里 選手

【講演内容の紹介】

○ 講演の一場面より 「吉田選手の119連勝が止まる」 
 吉田が1月19日に負けた瞬間ですけど,放心状態の中で舞台から降りてきたときに,吉田選手に「これからが大変だよ」と声を掛けたのです。というのも,私自身が1984年のロサンゼルスオリンピックの最終選考会で負けたときのことを思い出し,吉田もこれから日がたつにつれてもっともっと悔しい思いをすることを私自身が分かっていたからです。
 私がロサンゼルスオリンピックの前の年に,国内で優勝,世界で4位に入り,オリンピックの代表の確実と言われていました。しかし,最終選考会で勝たなければ代表になれません。実家の奄美大島に帰ったら,いろんなところに「栄,ロサンゼルスオリンピック当確」の垂れ幕があり,代表が決定したような書き方をされていました。自分の中でももちろん代表になるんだという気持ちはありました。しかし,オリンピックの予選が近づいてくるにつれて,プレッシャーがかかってきて,それを早くはねのけたいために,「試合が終わればいい」という気持ちになっていったのです。でも,まさか負けると思ってはいませんでした。
 そして,いつも練習で勝っている年下の相手に,私は決勝で負けたのです。負けた時には,悔しさは何もなかったのです。「あ,試合が終わった」というほっとした思いでした。その夜は,応援に来ていた自分の兄弟らと,一緒に食事をして,お酒を飲んで,翌日羽田空港まで見送りに行きました。鹿児島行きの飛行機が飛び立った後に,いつもであればトレーニング兼ねて走りに行くのですが,試合が終わった後なので何をしようかなと思っていました。夕方,いつもの行きつけの居酒屋に行って食事をしていたら,顔見知りの人たちが集まってきて,いろんな励ましの言葉をもらいながら12時過ぎまで飲んでいて,泥酔状態の中でアパートに帰ったのです。
 帰って寝ようと思っても,なかなか寝付かれません。天井がぐるぐる回っていて,トイレ行って吐く,それでも布団に入らなきゃと思うのですが眠れない。そのうちに,自分が布団を振り回したり,足をじたばたさせながら,「もう一回試合をやらさせてくれ」「もう一回試合をしたら自分が絶対に勝つ」「絶対に負けるはずがない」「本当にこれで試合が終わったんだろうか」,と思う自分がありました。本当に,あそこでどうして冷静になれなかったのか,どうして闘争本能をかきたてられなかったのか,自分を見失ってしまったのか,そういうことを考えて3か月間,人に会うのが嫌になり,人に声を掛けるのが嫌になり,とにかく昼間はパチンコへ行ったり公園をぶらぶらしたり,夜はお酒を飲んだりしていました。私自身は本当にもう,うつ状態になりかけているような感じだったと思います。
 3か月たった後に,自分の実家に電話をしました。おふくろが出て,「和人,元気だった」「父親が,食事がのどを通らないで痩せこけて,すごく無気力になっている」と,言うのです。それを聞いたときに,心配かけないように,とっさに「4年後のソウルオリンピック目指して頑張る,そう親父に伝えてくれ」と,たくさん話すこともなく,それだけ話して電話を切ったのです。そうすると,自分と母親の約束の中で,自分の目的・目標が明確にされた気がして,すぐにトレーニングウエアを着て,走りに行きました。3か月の酒浸りだったので,速いスピードで走れないのですが,とにかくこつこつと1時間近く何キロも走った記憶があります。走りながら何かこう,わくわくして,何かを見つけたような,これが生きてるって感じがするな,というようなことを感じながら走っていました。そして4年後にソウルオリンピックの代表になって,ソウルオリンピックでは4回戦で負けましたけれども,自分の経験を自分で感じ取っただけに,吉田にああいうような言葉が出たのです。

<参観者の質問に答える栄監督と吉田選手>

○ 講師への質問
Q:金メダルという立派な結果を出した二人に,成功するための資質について,それぞれの優れた資質を教え願いたい。
A(栄):吉田は,注意をされたり欠点を言われたりした時,ものすごく落ち込んだり悩んだりします。それは,それだけそのことを真剣にとらえている証拠だと思うのです。しかし,絶対に引きずらないで,すぐに切り替えることができるのです。そういう吉田の明るさが,いいものを育てていけるのではないかと思います。本人は,悩みがないくらいすごく明るいですね。
(吉田):監督の優れたところはたくさんあるけれど,部員が25〜6人いるのですが,部員それぞれの性格をよんで生かしていることです。あと,やはり自分の時間をすべてレスリングに使っていることは,すごいと思います。あと,監督の性格はしつこいので、できない選手がいたらそれをできるまでずっとつきっきりで、しつこく言葉や態度で示して指導してくれるところです。

Q:栄監督から受けた中で,一番感動した言葉,心に残った言葉があれば,御紹介ください。
A(吉田):いろいろ言われてきているのですが,監督の好きな言葉で「忍耐」とか「試練」とかあります。
(栄):いつも言うのですが,「試練」というのは年齢職業を問わず,誰でも何回でも訪れてくるものだと思います。
小さい子は小さい子なりに,その悩みを乗り越えるための試練があります。スポーツ選手だけでなく,いろいろな職業を問わず,それを乗り越えるための努力をしていけと,いつも言っているんです。「いい形をつくろう」「一番いいタイムを取ろう」「絶対に負けたくない」とか,自分が頑張れば頑張るほど,結果を出すために,必ず何か逃げ出したくなったりします。そして,実際にそれが打ち砕かれたときには,悩んだり,それをまた乗り越えていくことで強くなっていける。うまく話してはいないですが,毎日の生活の中でそういったことを少しずつ話しています。

Q:次は3連覇という新たな目標がかかっていると思います。一言,これからの4年間で一番大事だと思うことをお教えください。
A(吉田):これからの4年間でまた歳をとるので,体力を落とさず維持していくことです。また,ここから技術を上げるというより,今年1月に負けた時のようにならないように,基本の技をしっかり忘れないように身に付けながら,気持ちを保ってロンドンオリンピックに向けていかねばならないと思います。
(栄):吉田がロンドンまでの道のりの中で一番気を付けないといけないことは,気持ちだと思います。「心技体」,その中のやはり「心」です。気力・体力の限界で相撲を引退するというのはよく聞きますが,気力を持ち続けないといけません,それが勝負だと思うのです。「自分は勝利のために絶対4年間頑張る」とか,金メダルのために自分の集中力を切らないという姿勢にしていかないといけません。本人がただ単に「頑張ります」とか「4年間やります」とか口で言っても,頭の中でそういう気持ちでいかないと,たぶん4年後はとれないと思います。

○ 参観者の声
・大変良いお話で勉強になりました。オリンピックや金メダルと聞くと,自分とは遠い,特別な人たちの世界で,もっと思いもよらない厳しい教育観,価値観なのかと思っていましたが,同じ普通の価値観の人々が,信頼関係や努力で日々を積み重ねておられるのはよく分かりました。
・飾らない人柄が,そのままあらわれた話しぶりに,とても好感がもてました。指導者として必要なこと,心構えなどを学ぶ上で,とても有益な講演でした。吉田選手をじかに見られたこともよかったですが,それ以上に吉田選手と監督との強い信頼関係を垣間みられたことがとてもよかったです。
・選手や児童・生徒を育てていくのには,知識や技術だけでなく,指導者としても人間としても魅力のある人物だと感じました。
・とても誠実なお人柄が伝わってくるお話でした。教育現場にいた方ということもあって,話が参考になることがとても多かったです。内容もオリンピックに向けてお二人の取組であると同時に,「人を育てる」ということに関係していて,非常によかったです。高校生にも聞かせることができたらなあと思いました。
・世界チャンピオンを育てた指導者の生の考え方や心を知ることができ,心に残る講演でした。頂点に立つ人の厳しさや苦しさを知ることができました。
・世界を制覇する選手を育てた監督も,今の自分たちと同じことを思いながら,指導されていることを知り,自分の学級や部活の指導に自信がもてました。
・人を育てることについては,自分たちと同じような立場の監督からいろいろとお話を聴くことができ,とてもよい講演会だったと思います。依存しあわない信頼関係づくりが大切という話が一番印象に残りました。また,指導・支援には,厳しさとしつこさが必要だということが分かりました。学習や部活動など,様々な場面で生徒の力を伸ばしていけるよう,生徒の個性や実態の把握にも努めていきたいと感じました。
・栄監督の選手に対する接し方や指導法など楽しく聞かせていただき,とても有意義な時間を過ごすことができました。選手個々の性格をつかみ,粘り強く指導する大切さを改めて確認できました。常に「選手のそばにいる」ことを,学校にもち帰って伝えたいと思います。
・途中まで真面目に話された内容は,教育者向けの話を意識されたのでしょうが,これはこれで大切な内容でした。体験談の面白おかしい話にせず,先生の指導者としての信念や理念,配慮を話していただいて,一つずつ納得できた。自身の若い頃,選手時代の挫折は極めてよい話でした。吉田選手のいない所で目一杯しゃべらせた方がいいかも,とも感じました。
<メダルを手にして講演する栄監督> ・「基本にかえれ!」「たった1回の負けだからこそ,体で覚えた。勝つことへの執念」「監督と選手との絆,信頼感があったからこそ,ついて来る!」負けたときの銅メダル=勝利への屈辱感(悔しさの象徴)」教育とは「子供を育てる」,厳しさのプロセスに通じる講演でした。
・講演の中で特に関心をもったのは,「信頼関係は求めようとするものではない」ということです。相手の気持ちを和らげることも必要ですが,指導する側・受ける側の立場もあるので,ほどよい人間関係が保たれるように心掛けていきたいと思います。本日聞いた話を自分なりに理解し,今後の指導に役立てたいと考えております。
・金メダルを四等分する。@両親A自分B成長させてくれた人々C応援してくれる人々,これはメダルを人間に置き換えても同じことが言えると思いました。そこに感謝の気持ちと試練を乗り越える力の大切さを,学校教育で伝えていきたいです。目標をもちそこにたどり着くまでの方程式を自分なりに見付けていきたいと思いました。


3 教育相談特別研修論文の内容紹介ビデオについて
愛知県立刈谷工業高等学校 丹羽 誠  教諭
愛知県立豊川工業高等学校 荒木武徳 教諭
テーマ:初任教諭のストレス及びその対処法と,メンタルヘルスとのかかわりに関する調査結果

愛知県立東浦高等学校    小崎早苗 教諭
愛知県立半田商業高等学校 並木詩織 教諭
テーマ:発達障害のある高校生の理解と支援に関する研究

(平成19年度教育相談特別研修生・愛知教育大学内地留学生)

 ビデオでは,4名の教諭の共同実践発表の様子を上映した。

4 教育論文の展示
 平成15年度から19年度までの県教育研究論文入賞者(最優秀賞及び優秀賞)の論文を展示した。

5 研究発表・研究協議
 次の各研究について発表と協議を行った。なお,当センターの研究の詳しい内容については,ホームページ(http://www.apec.aichi-c.ed.jp/)及び,今年度末発行予定の「研究紀要第98集」(CD-ROM版)を御覧いただきたい。

◇第1部会(小中)
新学習指導要領で求められる学力及び指導方法の在り方に関する研究
【発表の概要】

 学習指導要領の歴史的な経緯を踏まえた上で,「生きる力」「キー・コンピテンシ−」などのキーワードを整理し,「活用」という学習活動の視点から学習指導要領を読み解いていくことの大切さについて基調提案を行った。引き続き,各教科の具体的な目標及び内容の改善点について報告を行った後,基調提案と各教科の提案についての質疑応答を行った。新学習指導要領の改訂のポイントや活用について話合いが行われ,最後に,名城大学准教授平山勉先生から「研究レポートを読んで−これからの研究に期待すること−」と題して,新学習指導要領についての講義を受け,次年度以降の研究の方向性を示していただいた。

◇第2部会(小中)
「読解力」を高める教科連携の在り方に関する研究
【発表の概要】
 部会の最初を全体会として,本研究の基調提案を行った。提案は,まず,読解力をどうとらえ,今日の教育現場において読解力を育成することにどんな意義があるか,そして,読解力の効果的な育成のための教科連携の在り方の概略を説明した。その後,A分科会(国語科,理科中心)とB分科会(社会科,算数・数学科中心)に分かれ,小・中学校それぞれ二人ずつの実践を発表し,それを基に協議を行った。教科連携の在り方としては,どの教科でも説明活動を重視した学習プロセスで繰り返し指導すること,及び,教育課程から教育内容の関連性や発展性を考慮して新たな学習計画を立案して指導することなどを中心に実践報告がなされた。この報告を基に協議が行われたが,参加者からは提案に対する意見だけではなく,現場の抱える問題点などにも触れながら,活発な意見交換がなされた。

◇第3部会(小中)
小中連携による外国語活動の在り方に関する研究
【発表の概要】
 平成20年3月に外国語活動を含めた小学校学習指導要領が告示された。小学校での外国語活動が広がりを見せるにつれて,その影響は中学校における英語教育にまで及ぶことは明らかである。小学校2校とその卒業生が通う中学校3校を単位として,2地区6校に研究協力校を依頼し,研究を進めてきている。小中3校での連携組織について,イノベーション普及理論などを含めて提案し,2地区の実情に合わせて実践を始めてもらっている。小5〜中1までの児童生徒を対象に実態調査を行い,現状を分析した。小学校間の差を確認するとともに,中学校では文字指導の充実,聞く・話す活動への評価のフィードバックの必要性が見えてきた。2地区からは,連携会議などをどう行ったか,外国語活動の実施状況と授業公開などについての報告があった。中学校の英語教師が小学校の外国語活動の授業を見て,中学校の授業の在り方を考え直すきっかけになったなど,成果があらわれてきた。

◇第4部会(小中高特)

教科指導の充実に関する研究 −デジタル教材の効果的な活用について− 

【発表の概要】
 デジタル教材の効果的かつ効率的な活用の在り方について,独立行政法人科学技術振興機構が開発した「理科ねっとわーく」などのデジタル教材を用い,観察・実験などの体験的活動と融合した学習指導における実践研究を行った。その結果,デジタル教材を効果的に活用することにより,児童生徒の興味・関心を高め,授業理解を深められることが分かった。本部会では,全体会として,「研究の趣旨及び概要」に関する基調提案と「デジタルコンテンツの活用」に関する基調講演(愛知教育大学 吉田淳教授)を行った後,小中部会と高校部会に分かれ,それぞれ4件の実践発表と研究討議を行った。

◇第5部会(幼小中高特)
情報教育推進に関する調査研究 −調査結果の考察及び情報モラル教育の推進−
【発表の概要】
 初めに小中学校新学習指導要領における情報教育に関する記述を紹介し,指導の重点を示した。次に「情報教育推進のための調査研究」から,児童生徒調査,教員調査,学校調査の順に結果を考察し,分かったことと課題をまとめて発表した。児童生徒のインターネットや携帯電話の利用にかかわる「情報モラル」の指導が最大の課題であることが分かったため,後半では,「情報モラル教育の推進について」と題し,実際の使用例や問題点について調べたことを報告した。さらに,児童生徒が関心の高いウェブサイトの閲覧実習をし,対応のポイントを紹介した。

◇第6部会(幼小特)
気になる子供の早期発見とその支援についての研究 −幼稚園・保育所から小学校への就学を支援する−
【発表の概要】
 特別支援学校のセンター的機能を活用して,幼稚園・保育所と特別支援学校が連携・協力して,気になる子供の実態把握と具体的支援を行うこと,さらに,就学後の小学校での支援が円滑に行われるようにするための方策について研究を進め,発表した。幼児の発達段階と発達障害児の特徴を踏まえた「発達チェック表」の作成,年長児に対する「発達チェック表」による調査の実施と分析,「発達チェック表」を活用して,幼稚園に在籍する気になる子供の把握と支援を行い,その支援を小学校につなぐ方策について,所員並びに研究協力校が実践事例を発表した。その後,幼稚園・保育所,小学校,特別支援学校とそれぞれの立場から気になる子供の早期発見・早期支援,支援の引継ぎや課題について質疑応答及び研究討議を行った。さらに,参加者同士が意見交換しながら,よりよい相互連携や研究の発展についても協議を深めた。

◇第7部会(幼小中高特)
持続可能な社会構築を目指した環境教育の在り方に関する研究
【発表の概要】
 各学校の環境教育の現状は,各教科や総合的な学習の時間で単発的に触れられているだけで,環境先進県を目指す愛知県としては十分とは言えない。そこで,現在,環境教育で重要と言われる持続可能な社会の構築という視点を取り入れた,すべての学校にとって必要な家庭環境の在り方を2年計画で研究している。今回は,研究1年目であり,中間報告として発表を行った。研究の中心的な概念であるESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)について,参加者に理解を深めていただくために,研究部長の基調提案の後,大学教授による基調講演と環境省中部パートナーシップオフィス職員がファシリテーターを務めたワークショップを行った。また,研究協力委員の実践研究を,ワークショップに組み込む形で参加者に報告した。実践研究の中には,COP10を意識し,ESDの視点を取り入れた生物多様性に関するものもあった。

6 おわりに
 北京オリンピックで連覇を成し遂げられた吉田選手を交えた栄監督の御講演は,大変好評を得た。参加者からは,「今後の教育実践に活用できる要素を含んだ有意義な話を聴くことができた」「基本の大切さ,指導のしつこさの大切さなど,教育現場にも相通じる話で,多くの示唆をいただいた」「人を育てることについて,違った分野の方から講演をいただいてよかった」等の感想が寄せられた。
 また,午後の研究発表・研究協議においては,部会ごとに発表形式を工夫して取り組み,多くの先生方より「今日的な課題について,現場の感覚を吸い上げることができるような研究会は有意義であった」「よくまとめられ,分かりやすく,参考になった」「機会があれば,同僚教員にも伝えていきたい」等の有益な御意見をいただいた。