交流実践紹介 総合的な学習の時間の交流

テレビ会議システムを活用した交流学習
岡崎市立小豆坂小学校

1 交流計画の概要
(1) 交流校
  岡崎市立城南小学校 ⇔ 岡崎市立小豆坂小学校
(2) ネットワーク形態
  テレビ会議システムを利用
(3) 授業内容
  占部川の上流と中流の水質や生態について研究内容を発信し合う
(4) 交流の経緯
  4月下旬  年間計画のすり合わせ、ネットワーク実験のスケジュール立案
  5月中旬  双方の占部川を視察、総合的な学習で子供たちのグループ調べ開始
  6月6日  小豆坂小学校にて「水フォーラム」(顔合わせ、グループ調べの発表会)
  7月7日  簡易型テレビ会議システムを使ったネットワーク交流授業
  9月17日  テレビ会議システム専用機を使ったネットワーク実験
  10月21日  第2回「水フォーラム」を城南小学校にて開催
  10月〜  毎週木曜日に、ネットワーク交流を継続
    11月  
  11月22日  城南小学校、生活科・総合学習全国大会で交流授業
 
2 交流の実際
 小豆坂学区にある溜池の水環境を調べる中で、下流に位置する岡崎市立城南小学校との交流が始まった。
 1学期には両校の4年生が集まり、「水フォーラムin小豆坂」を行ったが、もっと話し合いを進めたいという子供の要望から、高速光回線を生かしたテレビ会議システムでネット交流することになった。
 このネット交流では、廃油石鹸作りや木炭のよる水の浄化について、熱心な話し合いや情報交換が行われた。
 例えば、城南小学校の子供が、ホテイアオイによる水の浄化の方法を説明し、それを大画面テレビで視聴した小豆坂小学校の子供が、メモを取り、分からないところを質問するなどのやり取りが行われた。
 発表する側の子供もカメラに向かって、調べたことや自分の意見をしっかり述べることができた。これには、自分の姿と声が、確実に相手に伝わっている安心感が重要であり、高速回線の利点が生かされた成果である。また、画像のこま落ちや音声の乱れなどがほとんどなく、快適に視聴できる環境であったことが、子供たちの意欲を持続させ、実りある交流学習を実現させたと言える。

 

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