交流実践紹介 地域との交流
合唱を通した地域との交流 |
豊田市立朝日丘中学校 |
「合唱の朝中」これが、本校生徒の誇りである。秋に行われる合唱コンクールが一つの目標ではあるが、日々の朝の会や帰りの会においても学級合唱の取組が盛んに行われている。そこで、本校の特徴である合唱を、さらに地域に広めていきたいと考え、身近なことから始めることにした。 |
豊田市立朝日丘中学校の実践
1 交流計画 | |
時 期 | 内 容 |
6月 | 本校ホームページに、合唱への取組を紹介する |
7月 | 「元気の出る地域の集会」に参加する |
11月上旬 | 合唱コンクールに地域の方を招く |
11月下旬 | 小中合唱交流会の実行委員会を開催する |
12月13日 | 小中合唱交流会を根川小学校と行う |
12月20日 | 小中合唱交流会を童子山と衣丘小学校とで行う |
2 交流の実際 |
(1) 本校のホームページに、合唱への取組を紹介する。 ホームページを見た、地域の方から依頼があり、「元気の出る地域の集会」に参加した。3年選択合唱の授業を受ける55名が、地域の方の前で数曲を披露した。 (2)合唱コンクールに地域の方を招く
(3)小中合唱交流会 質問の内容
1 「夢の世界」「ビリーブ」を歌えますか 2 6年生が全員で歌える歌は何ですか 3 教えてほしいこと、困っていることは何ですか 4 6年生児童は、歌を歌うことが好きですか 各小学校からの返事をもとに、具体的に計画を立てた。 |
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A小中合唱交流会 <根川小学校> 12月13日、60名で根川小学校を訪れる。6年生74名を前に、根川小学校の体育館で交流会が始まった。 交流会の流れ 1 合唱「思い出は空に」を披露する 2 呼吸練習、口形練習、発声練習などの手本を示す 3 グループ別に基礎練習をする 4 小・中学生合同で「夢の世界を」を歌う 5 合唱「メキシコ国歌」「青春の1ページ」「風がめぐるとき」を披露する 合唱を披露する中学生 グループごとに基礎練習 B小中合唱交流会<童子山&衣丘小学校> 12月20日、各小学校の卒業生を中心に、30名ずつの2ループに別れ、童子山小学校、 衣丘小学校で交流会を行う。根川小学校での経験を生かし、交流の時間を長くとるようにした。 時間が長くなり、基礎練習がしっかりできた 小中学生合同で合唱 (4) 参加した生徒の感想 ・初めは恥ずかしくて積極的にできなかったが、だんだん楽しくなってきた。 ・小学生がとても協力的で楽しそうでよかった。 ・自分の昔をみているようだった。今、真剣に歌っている自分に驚いた。 ・小学生と歌ったのが、1曲だったのでもっと歌いたかった。 ・小学生が私たちの歌を一生懸命聴いてくれてうれしかった。 ・この小学校の卒業生というプライドをもって取り組めた。 ・やっていくうちに、小学生の気持ちが高まっていくのが分かってうれしかった。 ・この交流会を通して、来年の1年生が合唱を好きになってくれるといいと思う。 |
3 成果と今後の課題 | |
・ 合唱の取組の様子をホームページに載せたことで、地域の方へ広く宣伝することができた。ホームページを見た地域の方から声がかかり、地域の集会に出席させていただいたり、合唱コンクールに来てくださったりした。 ・ 生徒たちも小学生のときに交流会を経験している。合唱の伝統がこうした形で受け継がれいくことが実感できたと思う。 ・ 「また行きたい」「次はこうしたい」と積極的な意見が、生徒たちから出てきた。来年に引き継いでいきたい。 ・ 3校の小学校と事前の打ち合わせを重ねてきた。しかし、実際にやってみると小学校と中学校の意識の違いにより、うまくいかない部分もあった。それぞれの立場に立ったより細かな打ち合わせが必要だと思う。 |
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