交流実践紹介 地域との交流

合唱を通した地域との交流の継続
豊田市立朝日丘中学校
 
 本校が日ごろから親しんでいる合唱を通して地域との交流を深めようと,昨年度より実践を積んできた。今年度は昨年度の実践を継続しつつ,さらにインターネットを活用する機会を模索して実践に取り組んだ。

朝日丘中学校の実践

1 交流計画
時 期 内 容
6月 本校Webページに合唱に関する電子掲示板を設置する
9月上旬 「元気の出る地域の集会」に参加する
本校Webページの合唱に関する内容を更新する
10月下旬 合唱コンクールに地域の方を招く
11月下旬 小中合唱交流会の実行委員会を開催する
12月上旬 小中合唱交流会を本校学区内の小学校と行う

2 交流の実際

(1)本校Webページに,合唱への取り組みを紹介する。
 昨年度,本校Webページで紹介した合唱に関する内容の更新・充実を図るために,Webページに合唱専用のメニューを加えて,情報が分かりやすくなるようにした。また合唱コンクールに関する情報を充実させるため,各学級の合唱曲を紹介したり,地域に配布するチラシをWebページでも公開したりした。


合唱専用メニューを設置
情報が分かりやすくなった



地域に配布したチラシを
Webページにも公開

(2) 本校Webページの電子掲示板で,合唱に関する話題で情報交換を行う。
 @ 電子掲示板の設置の理由
  「合唱の朝中」と自他共に認めるほど,合唱が本校を支える柱の一つとなっている。生徒たちも合唱への思いは強く,曲や練習方法に関する知識も豊富で,探究心も強い。この雰囲気をWeb上で生かし,多くの人々と交流できたらと願い電子掲示板の設置を計画した。

合唱に関する話題に限定した電子掲示板を設置

複数の話題で情報交換が行われた

A電子掲示板での交流の様子
  曲に関する話題,練習方法,発声のしかたなどいくつかの話題で情報交換が行われた。
  例えば,「心の瞳」という合唱曲に関して,次のような情報交換が行われた。

心の瞳の,練習のポイントをどなたか教えていただけませんか?
練習はこれからです。
合唱の練習方法で,地声から頭声発声にする練習方法が,特に知りたいです。

 合唱コンクールに向けて,これから学級での練習が本格化する時期に,このような新たな話題提供があった。
 この書き込みに対して,次のような情報が寄せられた。
 
地声から頭声発生にするには,腹式呼吸などの発声練習を毎日繰り返し行い,歌うときにはのどをしっかりあけ,みぞおちに力をいれるように意識すればいいと思います。さらに腹筋も鍛えると効果的です。僕の学校では歌う前に腹筋50回をやってました。

私は去年心の瞳を歌いましたよ!!!
最初の「心の瞳で」の「で」などが平たい声にならないように上に出すように心がけてください。
また,最後の「わかりかけてきた」で大きくするところは思いっきり歌い,「心の瞳できみをみつめれば」の小さいところを目立たせるようにしてください。
またカキコしますね。

 学級や学年,あるいは学校の枠を超えて,共通する話題で具体的な情報交換がなされ,書き込みをした人はもちろんのこと,このやりとりを見た人にとっても参考になったと考えられる。また生徒だけでなく,教師や卒業生,地域の方など幅広い人々が書き込みをしてくれた。

成果と今後の課題 
・昨年度より本校の合唱への取り組みを本校Webページ上で紹介してきたことから,地域の方の関心が高まった。今年度も地域の方が合唱コンクールに多く参観してくださったり,様々な機会に本校の合唱隊に声をかけてくださったりした。

・電子掲示板上では,合唱に関する話題で交流することができた。しかし,設置の時期が当初の計画よりも遅くなってしまい,多くの人に電子掲示板の存在を知ってもらう期間がなかったため,十分に活用できたとは言い切れない。電子掲示板をより多くの人々に知ってもらう工夫が今後重要であるといえる。

・電子掲示板を設置するにあたり,Web上の設置場所や掲示板の形態等について,まだ工夫の余地があると思われる。Web上の設置場所は,手軽さや本校Webページ用の容量を考え,レンタル電子掲示板を選んだ。Web上には多くのレンタル電子掲示板が存在するため選択肢の幅は広いというメリットもある。ただし教育の場で利用するには,広告など,慎重に選ばなければならないという面もある。また今回選んだ電子掲示板の形態はツリー形式というもので,話題ごとにまとまりになっているため情報交換しやすい。しかし今後情報量が増えることや検索のしやすさを考えて,曲ごとや技術面等に電子掲示板を整理するなどの工夫が必要になると思われる。

・本校Webページの情報を増やしたが,Web上ではまだ一方的な情報発信という感は否めない。電子掲示板の発展を含め,さらなる交流を模索していきたい。

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