交流実践紹介 技術・家庭科交流

碧南市技術・家庭科Webページを使った交流
碧南市立新川中学校
 碧南市では技術・家庭科の作品展が開催されていない。生徒の作品発表を行う機会があると,生徒の作品製作への意欲を高めることへつながる。そこで,碧南市の技術・家庭科のWebページを作り,その中で作品発表をすることを考えた。また,発表された作品の閲覧,工夫点や製作方法,工具の有効な使い方など電子メールを用いて交流することで,意欲的に活動したり,知識を充実させたりすることもできると考えた。

新川中学校の実践

   
1 交流計画
時  期 内    容
5月 碧南市教育研修会技術・家庭科部会にて活動内容の提案をする。
6月 碧南市技術・家庭科のWebページ作成する。
7月 作品の募集を開始する。
9月 作品をWebページ上で閲覧できるようにする。
10月 交流の開始

2 交流の実際
(1) 碧南市技術・家庭科Webページ
ア トップページ
 技術分野・家庭科分野で分け,学年別の一覧になっている。学年をクリックすると作品を閲覧できるようになっている。

イ 作品のページ
 技術分野1年生の作品の画面
 ・・・中学校名以外の情報は掲載しない。特に個人情報は,掲載しない。
 技術分野2年生の作品画面
 ・・・作品の表示方法を指定してなかったので統一感がなくなってしまった。今後は注意が必要である。
 技術分野3年生の作品画面
 ・・・画像が小さく細部を見ることができない。大画面に拡大できるように工夫が必要である。
ウ 交流のページ
 交流のページには,パスワードを設定する。パスワードを入力すると,電子メールを送る学校の一覧の画面になり,学校名を選択し,メールボックスが開きメールを送ることができる。
エ その他のページ
 碧教研の授業の様子や夏期研修の様子も紹介できるようになっている。このページもデータを積み重ねることで,共有の財産になっていくと考える。

(2) 交流の実際
  Webページの作品一覧を閲覧し,メールにて交流を行った。

ア 碧南市立西端中学校との交流
   新川中から西端中への質問  西端中から新川中への返信
@  作品をつくるとき,私はくぎうちで木が割れてしまいました。割れないように気をつけたことは何かありますか。 ・きりで下穴をしっかりあけてから釘うちを行いました。
・二人一組で作業を行い,釘うちの時は,友達に支えてもらい作業をしました。
・釘の長さは,25mmを使用しました。
A  作品4ですが,棚の真ん中の板がすごく正確にまっすぐ接合されています。どのような方法で釘うちを行ったのですか。工夫したことがあるのですか。 ・組み立てでは,友達に板をしっかり押さえてもらい,ずれない状態で釘を打ちました。部材の加工段階で,できるだけ正確に材料取りを行いました。
B  本立てがぐらぐらしないためのポイントは何ですか。また,裏板の材質は何ですか。調達方法も教えてください。 ・裏板や背板をしっかりとつけることで,本立てのぐらつきはかなり解消されます。裏板の材質は,アガチスの一枚板を使用したので,他の部材と同じアガチスです。もし裏板ならベニヤを使うのもよいと思います。
C  作品1さんへ質問します。上のところに取っ手のようなものがついた板がありますが,何に使うものですか。何を使って加工したのですか。何か塗装はしましたか。 ・手で持つことも可能ですが,本来は壁掛けにもなるように穴を開けました。加工方法は,まずきりで穴を開け,糸鋸を使い,切りました。あとは,やすりで仕上げました。
・塗装はしていません。#240の紙やすりで仕上げました。 
D  作品2を作った方への質問ですが,どのように組み立てたらスライドさせることができるのですか。木が細くなりますが,強度的には大丈夫ですか。 ・スライドする仕組みは,設計図を送りますので,見てください。
・入れるものが,本であり机の上に置く形で使用するので,この細さでも十分に強度はあります。

イ 碧南市立東中学校との交流
   東中から新川中への質問 新川中から東中への返信 
 @  作品1のキーホルダーですが,字のくりぬき方法はどのようにしたのか教えてください。 ・実際に行った方法は,ドリルでφ3の穴をあけ,鉄工やすりで削りました。
・ドリルで穴をあけた後,糸のこを使うこともできます。
 A  とてもつやつやしていますが,材料はなにですか。また,どのように加工するとつやがでるのですか。教えてください。 ・材料は,真ちゅうです。
・表面の加工は,#180紙やすり→#1000やすり→コンパウンドで磨きました。ていねいに磨くと鏡のようになり,顔も映ります。
 B  チェーンの取り付け方法を教えてください。 ・リベットで止めました。リベット止めは,φ2.6の穴をあけ,リベットを通し,ハンマーでたたきながら,形を整えながら,取り付けました。
3 成果と今後の課題 
 Webページで生徒の作品を閲覧できるようにしたことで,優秀作品に選ばれWeb上に自分の作品を掲載させたいと意欲をもつことができた。また,作品を閲覧し,分からないことや疑問に思ったことを電子メールで質問することで,交流をすると同時に自発的な活動を行う機会となった。

 今年度は,Webページを立ち上げるところから始めたので,作品掲載までに時間がかかり過ぎた。また,作品の出品数も少なかった。今後は,出品数を増やし,計画的・効果的に交流を進めていきたい。

 メールのやり取りは,生徒用パソコンからは直接できないので,ワードに質問を書かせ,職員室のパソコンから生徒の質問の文書を添付する形で行った。メールのやり取りがダイレクトにできるような環境が整えば,交流がより有効になると考える。

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