交流実践紹介 県立学校交流
テレビ会議システムを利用した交流活動及び校外学習 |
愛知県立港養護学校 |
テレビ会議システムを使って、中川商業高校ならびにガスエネルギー館との交流学習を行った。同時にデータ通信端末を利用して小型パソコンをインターネットに接続するなどの新しい交流活動の方法や体験学習なども試行した。 |
港養護学校の実践
1 中川商業高校との交流活動 | |||||||||
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2 小学部体験学習(東邦ガス・ガスエネルギー館見学体験) | |||||||||
(1)準備 ① ガスエネルギー館職員にテレビ会議システムを利用した授業への参加の依頼と説明 ② 当日、教員1名がWebカメラ付き小型パソコンを持ってガスエネルギー館に行き、 テレビ会議システムに接続 ③ 教室でテレビ会議システムに接続。スクリーンに投影 ④ ガスエネルギー館の見学体験実施 (2)使用機器 教室:デジタルビデオカメラ、三脚、マイク、パソコン、ネットワークケーブル、 スピーカー、プロジェクタ、スクリーン、 ガスエネルギー館:Webカメラ付き小型パソコン(データ通信端末でインターネット接続可) (3)内容 ① あいさつ ② ガスエネルギー館職員による館内の説明 ③ 館内探検(パソコンを持って移動) ④ 実験と問題(ガスエネルギー館からの問題に児童が答える形式) ⑤ 質問タイム ⑥ 終わりのあいさつ (4)感想 児童と担任に感想を書いてもらった。 ① 児童 ・楽しかった。 ・向こうにいる先生の顔がアップで映って面白かった。 ・係の人と省エネショッピング(問題)ができてよかった。 ・音と画面がずれていて変な感じだった。 ② 担任 ・児童の反応はとてもよかった。視覚に障害のある児童にとっては音声が途切れ 途切れになる場面があったので、配慮が必要であった。 ・職員の慣れも必要だと思う。 ・音声がスムーズではなかったので(特に説明場面)、音声だけを別の方法でやり 取りしたらどうか。 ・質問コーナーでは、現地の係と児童との相互通信でのやり取りができ、とても よかったと思う。 |
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中川商業高校との交流では、昨年度と違いWebカメラ付きの小型パソコンを使ったため機器の設定での問題は起こらず、スムーズに話合いができた。また、データ通信端末を利用したため移動しながらの通信もでき、各教室での模擬店の様子などその場の雰囲気が分かりやすく伝わってきた。 ガスエネルギー館との授業では、館内が暗くて映りは悪かったが、疑問に思ったことや相手からの質問にその場で答えることで、大変興味をもって積極的に取り組むことができた。 どちらの事例も機動性のあるWebカメラつきの小型パソコンとデータ通信端末という手軽な通信手段によって、機器やインターネットの扱い方や設定などに煩わされず、授業に集中して児童生徒の興味を引き出すことができた。 最後に、後日、データ通信端末を使って再度通信テストをしたところ、時間帯によっては通信速度が低下してテレビ会議システムが利用できなくなるというトラブルが発生した。可能なら無線LANや他の通信手段も考慮したほうがよいと感じた。 |