交流実践紹介

小学校−高等学校の学校間交流
尾西市立朝日東小学校・愛知県立小坂井高等学校
朝日東小学校2年生は、生活科の野菜を育てる単元や自分たちの町を探検し、町の自然にふれる単元の学習を通して、小坂井高等学校のWebデザイン同好会との間で交流を行っ
た。
朝日東小学校の実践

1 学校間交流の進め方
 朝日東小学校2年生1クラスと、小坂井高等学校のWebデザイン同好会との間で学校間交流を進めることになった。交流は、生活科の活動を中心に進め、メールに子どもたちの活動がわかる写真(デジタルカメラで撮影したもの)や観察記録(スキャナで取り込んだもの)を添付して送信したり、郵便でのやりとりをしたりした。また、小坂井高等学校のホームページをみて、その感想のやりとりもし、以下のように交流を進めた。
2 交流の実際
(1) やさいをそだてよう
 小学校と高等学校の交流ということもあり、まず小学校の子どもたちの様子を知ってもらうところから始めた。子どもたちが育てていたサツマイモやミニトマトの観察の様子や観察記録をメールに添付して、送付した。
 小坂井高等学校のWebデザイン同好会は、交流に先立ち、畑作りをしていた。
 観察記録に対する感想がメールで送信され、同時に、クイズ「この花なあに?」の問題・解答用紙が郵送されてきた。また子どもたちが送った解答用紙にも、コメントを付けて再び郵送されてきた。
 その後も、サツマイモの生長の様子や観察記録を定期的に送付し、小坂井高等学校の文化祭で交流の様子が展示発表された。
 展示発表された作品を借り、教室に掲示することもした。また、2学期になり、インターネットの活用ができるようになったので、小坂井高等学校の野菜の生長や調理の様子が紹介されているホームページを閲覧し、意見や感想を交流していった。
(2) 町をたんけんしよう
 生活科では、野菜作りとともに、町を探検し、地域の自然にふれ合う活動に取り組んでいた。学校近くの川や用水で、アメンボやザリガニなどを捕まえ、すみかをつくったり、えさを与えたりして、育てていた。メールでこのような生活科の活動について、報告したところ、小坂井高等学校の生徒が描いた『めだかのささやき』という環境絵本があることを紹介された。絵本を郵送してもらい、読み聞かせをした。内容が2年生の子にやや難しいこともあったので、ホームページでも閲覧し、感想を郵送した。


【子どもの感想】
  • 鳥にメダカが食べられると思ったのに、きれいなところに運んでもらってよかったと思います。
  • メダカがきれいな池に入れてよかったと思います。私たちがオタマジャクシをつかまえたところも、きれいになってほしいです。
  • 私も生き物をだいじにしたいです。私たちが行った川もきれいにしたいです。
 子どもたちの感想に、「みんなの家の近くの川をきれいにするには、どんなことができるかな」などのことばがけをした上で返送してもらった。

3 交流の成果と今後の課題
 今回は、小学校2年生と高等学校の交流ということもあり、教師が仲介を行いながら、交流を進めた。交流を行う中で、子どもたちの活動の幅を広げるヒントをもらうことができた。
 「やさいをそだてよう」では、クイズ「この花なあに?」や小坂井高等学校のホームページから、育てていない野菜の生長の様子について知ることができた。また、育てた野菜を調理した様子が紹介されているのを見て、自分たちも上手につくろうという気持ちを高めていった。
 また、「町をたんけんしよう」では、『めだかのささやき』という環境絵本を読み聞かせすることで、子どもたちが地域の自然を見直すよい機会にもなったし、子どもたちの中にも、生き物を大切にしなければという気持ちが芽生えてきた。そして今まで以上、熱心に生き物の世話をしていった。
 今後は、子どもがより主体的に異学年との交流にかかわれる形で進めていきたい。

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