POSシステムと 気象予測システムの融合
「雲行きが怪しいから明日は弁当が売れないだろう。」などといった売上予想は、コンピュータがなかった大昔から行われていた。それを、コンピュータを使って統計的に予想しようと考えたのは、日本ではセブンイレブンが最初らしい。もっとも、コンビニではその地域で行われる行事と売上の相関も無視できないなどを考えると、気象予測だけで売上を予想するのは間違っている。それでも、気象予測は、経営戦略上重要なデータを、経営者に与えてくれるであろう。
明日の仕入れ予測 |
天候と売れ行きに相関のあるもの(傘、夏のビールなど)については、無駄のないように仕入れるべきである。無駄のないようにとは、お客が傘を買いに来店したのに傘が売り切れていてはせっかくのチャンスを逃すことになる。その逆もある。弁当を多く仕入れたために、残飯が多く出てしまうケースである。そのために、過去の、気温や天候との売れ行き状況をデータベースにしておき、そのデータから明日の売れ行きを予測することは、有用であろう。 |
コマーシャルの時期の決定 |
暑くなれば、冷たいものが売れる。寒くなれば暖かいものが売れる。そこで、コンビニに流れるコマーシャルや新聞の折込チラシを、いつするのかを決定するために、気候の長期予想を利用することが考えられる。 |
売上から天気予報? |
「ツバメが低空飛行をすると雨」「ネズミが家から出て行くと火事」といった動物の行動から未来を予想することがある。同様に、「本日***が多く売れたから明日は晴れだ」と言う予想がひょったしたらありえるかもしれない。 |