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生徒実習課題例

情報量の計算

CD1枚に、何日分の新聞の情報が
保存できるのだろうか?


科目の中の位置づけ

社会と情報(1)ア 情報とメディアの特徴
社会と情報(1)イ 情報のディジタル化
社会と情報(2)イ 情報通信ネットワークの仕組み
情報の科学(1)ア コンピュータと情報の処理
情報の科学(1)イ 情報通信ネットワークの仕組み
情報の科学(2)ア 問題解決の基本的な考え方


内容

ねらい

 情報量の単位を理解し、CD等の記録媒体に大量の情報が保存可能なことを理解する。
 文字を画像として保存するよりも、文字をコード化したほうが少ない情報量で済むことを体験し、文字がコード化されている理由を理解する。

実習に必要な機器、材料

  • 新聞
  • スキャナー

授業プリント例
 授業用プリント、確認テスト、評価規準の例を作成しました。
   "15_johoryo.doc" Word 97-2003文書 (37KB)

実習方法

 新聞1面分の文字数を数え、文字としての情報量が何KBになるか計算する。
  1. 新聞には、写真、広告等があるが、全て文字にしたときに何文字分になるか考える。
  2. 効率的に数える方法を考え、文字数を割り出す。
  3. 漢字1文字の情報量は2バイトであるので、何KBか計算する。
  4. プリントに結果をまとめる。計算根拠、何新聞、新聞の日付等も記入する。


 新聞をスキャナーで読み込み、画像としての情報量を求める。

  1. 1面全部は、読み込めないので、A4サイズ分を読み込む。
  2. 文字が判読できればよいので、2値で読み込む。
  3. 情報量がどれだけになったか調べる。
  4. 新聞1面の大きさは、A4サイズのおよそ4倍である。
  5. 新聞1面分の画像としての情報量を計算する


 CD1枚分の記録容量を650MBであるとし、文字、画像として保存した場合のそれぞれについて、CD1枚に新聞が何日分記録できるか考える。
  1. 朝刊の紙面を平均して32面と仮定して。何日分か計算する。
  2. プリントに結果をまとめる。


 まとめ
  1. 文字と画像では、情報量に差があることを理解する。
  2. プリントに結果をまとめる。


実習結果の例
 実習結果のファイル例を作成しました。
 表示するときは、下記のファイル名をクリックしてください。
   "kekka.txt" テキストファイル (2KB)
 保存する場合は、表示した後、[ファイル]→[名前を付けて保存]してください。

時間配分 50分

時間配分 生徒の動き 教師の動き
10分 学習内容
  • 情報量の単位について
    • B、KB、MB
  • 漢字の、コード・情報量について
情報量の単位、漢字コードの説明。

実習課題の説明。

報告書に記載する内容の指示。

  • 使用した新聞名とその日付
  • 計算過程と結果。
  • 文字と画像との情報量の比較。
  • 工夫した点と反省・感想
10分 実習内容<1>
  • 新聞の1面分の文字としての情報量を求める。

  • 報告書に計算根拠、結果等をまとめる。
要領よく求める方法を考えるように指示。

求め方をプリントに記入すように指示。

機器の台数が少ないときは、班ごとに実習内容の<1><2>の順を入れ替えて行なう。

巡回し、補足説明。

10分 実習内容<2>
  • 新聞の1面分の画像としての情報量を求める。

  • 報告書に計算根拠、結果等をまとめる。
1面全てを読み込めないので1面の1/4を読み込むように指示。

巡回し、補足説明。
15分 実習内容<3>
  • CD1枚分に保存できる新聞の日数の計算
  • 報告書をまとめる。
報告書の記載事項の確認。

  • 使用した新聞名とその日付
  • 計算過程と結果。
  • 文字と画像との情報量の比較。
  • 工夫した点と反省・感想
5分 実習内容
  • 報告書を提出する。
報告書の回収。



本時のまとめと次時の予告