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生徒実習課題例

画像の手作業によるディジタル化

スキャナーになってみよう。


科目の中の位置づけ

社会と情報(1)イ 情報のディジタル化
社会と情報(2)イ 情報通信ネットワークの仕組み
情報の科学(1)ア コンピュータと情報の処理
情報の科学(1)イ 情報通信ネットワークの仕組み


実習内容

ねらい

 写真等の画像を手作業でディジタル化し、画像のデジタル化の仕組みについて理解する。あわせて、簡単なデータ圧縮の仕組みについて理解する。

実習に必要なもの

  • グラフ用紙(トレーシングペーパーのように半透明のもの)
  • 写真等の画像(32mm四方の大きさの範囲)
  • 作業用プリント(下記の作業用ファイル例中にプリントの例があります。)


作業ファイルの例
 作業ファイルの例を作成しました。
 表示するときは、下記のファイル名をクリックしてください。
   "handscan.xls" Excel 97-2003ブック (92KB)
 保存する場合は、表示した後、[ファイル]→[名前を付けて保存]してください。

授業プリント例  授業用プリント、確認テスト、評価規準の例を作成しました。
   "19_scanner.doc" Word 97-2003文書 (38KB)

実習方法

  1. 身分証明書の写真等(32mm四方の範囲)に、半透明のグラフ用紙を重ねる。
  2. 1mm四方のます目の濃さをモノクロの4段階(0〜3)の数値で表現する。
  3. 0、1、2、3の数値を表計算ソフトに入力し、数字に対応した濃さの色を表示させる。
  4. デジタル化した画像情報は、数値の変化より濃淡の調節が可能でなことを理解する。
  5. デジタル化した画像情報は、同じ値が連続するので、その仕組みを利用して圧縮が可能なことを理解する。
制作物例

発展学習

  • スキャナーの仕組みについて調べてみよう。  興味のある生徒には、スキャナーで画像を読み取る機械的仕組みについて、調べさせ発表させる。
  • 情報の圧縮の仕組みについて調べてみよう。  GIF、JPEG等の画像情報の圧縮の仕組み、特徴について調べ発表させ、画像情報を圧縮する必要な場面を考えさせる。



時間配分 100分

時間配分 生徒の動き 教師の動き
10分 学習内容
  • 画像のディジタル化の仕組み
    • 標本化
    • 量子化
  • 画像のディジタル化の仕組み
  • 作業プリント配布
  • 実習方法の説明
40分 実習内容
  • グラフ用紙を重ね、画像の濃淡を数値で表現
  • 巡回し、補足説明。
  • あまり、悩まずに大まかに濃さを判断するように指示
20分 実習内容
  • 数値を、作業用ファイルに入力
  • 入力データの確認
  • 画像に変換し、表示
  • 画像を印刷し、作業プリントとともに提出
  • データ入力用ファイルの使用方法
25分 実習内容   
  • 発展学習のテーマについて調べ、まとめる。
    • スキャナーの仕組み
    • 情報の圧縮の仕組み
  • WWWや図書館等で調べるように指示
5分 実習内容コンピュータの終了。確認。
  • 本時のまとめと次時の予告