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生徒実習課題例

伝言ゲーム

情報の伝達を体験しよう


科目の中の位置づけ

社会と情報(1)イ 情報のディジタル化
社会と情報(1)ウ 情報の表現と伝達
社会と情報(2)イ 情報通信ネットワークの仕組み
社会と情報(2)ウ 情報通信ネットワークの活用とコミュニケーション
情報の科学(1)ア コンピュータと情報の処理
情報の科学(1)イ 情報通信ネットワークの仕組み
情報の科学(2)イ 問題の解決と処理手順の自動化


実習内容

ねらい

 情報を伝達する方法、伝達方法による内容の信憑性や伝わる速さを伝言ゲームを通して体験し、伝達方法を工夫する。

実習方法

  • クラスをいくつかのグループに分け(座席の順でよい)、先頭の列から最後の列まで情報を伝達していく。伝達する情報の例としては、次のものが考えられる。
    • 簡単な伝言
    • 写真や絵
    • 簡単な音楽
    • 写真や統計資料の含まれる新聞記事
  • はじめは、何の指示も出さずに伝達をさせ、生徒から、どのような方法で行えば
    • できるだけ正しく伝えることができるか
    • できるだけ早く伝えることができるか
    を考えさせる。

  • 次に、直接対面するのではなく、遠く離れた場所にいる人に伝達するには、どのような手段があるかを考えさせ、また、それらの手段で行われている仕組みについて調べさせる。


授業プリント例
 授業用プリント、確認テスト、評価規準の例を作成しました。
   "33_dengon.doc" Word 97-2003文書 (46KB)

具体例

  実習22 トーチ伝送(遠く離れた場所に伝達する方法)
  実習37 情報の伝達(図形の伝達)

発展

 例えば、
  音楽を伝えるための楽譜
  囲碁や将棋を記録に残すための棋譜
といったものの考え方等を利用して、情報の伝達で、そのものを「ありのまま」で伝えるのではなく、何らかの記号で伝えれば、情報の受信者は、発信者と同じ情報を手に入れることができることを理解させる。そして、デジタル情報の考え方に発展していく。