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生徒実習課題例

修学旅行の班別行動を考えよう

充実した行動計画を立てるために


科目の中の位置づけ


社会と情報(4)ウ 情報社会における問題の解決
情報の科学(2)ア 問題解決の基本的な考え方
情報の科学(2)イ 問題の解決と処理手順の自動化
情報の科学(2)ウ モデル化とシミュレーション
情報の科学(3)ア 情報通信ネットワークと問題解決
情報の科学(3)イ 情報の蓄積・管理とデータベース
情報の科学(3)ウ 問題解決の評価と改善


内容

ねらい

 「修学旅行の班別行動のスケジュールを決める」という課題を解決する実習を通して、問題の解決方法コンピュータや情報通信ネットワークなどの適切な活用方法を学ぶ。
 また、伝達する情報により、適した提示方法があることを理解し、伝達する相手に応じて表現や伝達方法を工夫する必要性のあることを体験的に理解する。

実習に必要な機器、材料

東京都内のJR路線図、時刻表

授業プリント例
 授業用プリント、確認テスト、評価規準の例を作成しました。
  "48_hanbetukodo.doc" Word 97-2003文書 (40KB)

 授業で使用する修学旅行計画表です。
  "syuugaku.xls" Excel 97-2003ブック (23KB)

実習方法

 ある学校が、修学旅行で東京に行くことになったと想定し、下記の条件で目的地や移動方法も含め生徒自身に修学旅行中の1日の日程を決定させる(2時間)。
条件
 ・行動範囲は東京都内に限定する。
 ・移動は主にJRを使うこと。
 ・朝9時30分ホテル発 夜20時までにホテルに帰ってきていること。ホテルは東京駅から徒歩5分の場所にある。
 ・以下の観光スポットのうち、最低2カ所は必ず回ること
   東京都庁、東京タワー、東京ドーム、ナンジャ・タウン、四季劇場「春」、上野動物園、サンシャイン60

実習の流れ
  1. 見学場所の設定
    右の条件を満たすように、各グループで見学場所を決定する。
  2. インターネット上の東京都内のJR関東の時刻表を使い、1日の日程を決める。
  3. レポート(A4 :1枚)作成。
    (参考:修学旅行計画表
  4. 発表

発展学習

 観光スポットを自分で探すことを視野に入れた実習も考えられる。ただし、高校生の修学旅行としてふさわしい場所でなくてはならないので、下のような見学場所のカテゴリーをつくり、その中から見学場所をピックアップさせる方式がいいでしょう。
見学場所のカテゴリーの例
演劇、コンサート、映画
遊園地、テーマパーク
寺院、仏閣、庭園、公園、風景
競技場、球場
ブテック,レストラン,お店等
水族館、動物園
博物館、美術館


時間配分 3時間

時間配分 生徒の動き 教師の動き
15分 学習内容
・実習の目的の把握
・実習の内容の理解
実習の目的の説明
・各班毎に提示された目的地から
 2つ以上の場所を選び、日程を決める。
35分

実習1
・東京の移動について与えられた場所を選び、日程を決める
・結果を各班で表にまとめ、
 まとめた表を提出する。 

・各班の行き先や使用公共交通機関 をインターネットで検索し、条件 に合うように日程を決める。 
・移動を図示できるようにする。
巡回し、補足説明。 

未完成の班は、次の時間までに完成させるよう指示する。

35分

発表(2時間目)

  • アプローチ方法と結果を発表し、相互に評価する。
  • 各班の内容を発表する 
  • 他の班の発表内容を評価する
発表について、相互評価および自己評価する。
  • 発表の様子を観察する
  • 相互評価の様子を観察し評価する
各種チェックシート例に発表の評価シートがあります。)
15分

実習内容
・自己評価シートの完成。提出。
・相互評価シートの完成。提出。
コンピュータの終了。確認。

次時の予告。
自己評価シートの回収。
相互評価シートの回収。
本時のまとめと次時の予告



参考サイト

JR関東の時刻表などに関するホームページ・アドレス
 http://www.jreast.co.jp/
 http://www.linksyu.com/p20.htm

東京都内の観光地に関するホームページ・アドレス
 http://domestic.hotel.travel.yahoo.co.jp/
 http://dir.yahoo.co.jp/Regional/Japanese_Regions/Kanto/Tokyo/