生徒実習課題例>>世界の音楽>6時限目


実習 世界の音楽

6時間目・・・・ピッチを変える(極上のハーモニー)



科目の中の位置づけ

社会と情報(1)イ 情報のディジタル化
社会と情報(1)ウ 情報の表現と伝達


実習内容

  入力した音楽は、大抵平均率で演奏される。これでは、本当に美しいハーモニーは再現できない。
そこで、どのようにしたら、美しいハーモニーを作ることが出来るのか、どれほど難しいのか、 どれほど面倒なのか、どれくらい微妙なのか、といった事を体験する。この体験によって、プロの音楽家が、いい耳をもっているのか、一瞬の判断で美しいハーモニーを作る難しさを考えさせ、安易なCDのコピーがその努力をないがしろにする行為である事を理解させたい。
  1. 2つの異なった音を鳴らしてそのハーモニーの修正方法を考える。
  2. 三和音(音楽の基本的な和音)の美しい響きを作る方法を考える。  
  3. 簡単なコード進行の白データを美しいハーモニーに変更しMIDIファイルにして提出する。
時間配分 生徒の動き 教師の動き
5分

本時の内容を理解する

MIDI機器を接続する

実習内容を解説 する

巡回し、補足説明。

 10分 学習内容
  • 音程の変え方を理解する

長調の三和音の解説
コードネームの解説

シーケンサー上での音程変更方法を解説する。

レコンポーザでの音程変更方法***

  1. 音程を変更したい音にカーソルを合わせて”/”キーを押す
  2. 出てくるメニューの中のPitchBendChangeをクリック
  3. 点滅しているに値を入れる

MIDI音源によって半音をいくつに分割するのか異なってくるので注意してください。半音が4096にセットされた機器では、1セント=約41となります。
例)ドとミの場合:ミを13.7セント下げるので
41×(−13.7)=−561をセットします

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25分 実習内容

練習用白データ
適宜机間巡視

10分 実習内容
  • 実習のまとめ。提出。
  • コンピュータの終了。確認。
本時のまとめと次時の予告
発展学習の指示
和音 周波数比率 数値(cent) 誤差(cent)
完全五度 2:3 701.955 +1.955
完全四度 3:4 498.045 −1.955
長三度 4:5 386.314 −13.686
短三度 5:6 315.641 +15.641
長六度 3:5 884.359 −15.641
短六度 5:8 813.686 +13.686
長二度(広) 8:9 203.910 +3.910
長二度(狭) 9:10 182.404 −17.596
短二度 15:16 111.731 +11.731
増一度 24:25 70.672 −29.328

http://www.niji.or.jp/home/ss1996/tech/cent.htm