清潔保持の介護

部分浴・清拭……体力の低下が著しいときや,入浴ができないときに清拭や部分浴を利用する。
 

手浴

座位が保持できる場合は
オーバーテーブルを利用する。
座位が保てない場合は
横向き(側臥位)になって
片手ずつ洗う。

足浴
  足浴は不眠時に用いると入眠を促す効果がある
座位が保てる場合はベッドサイドに腰掛けて行い,座位が保てない場合はベッド上で行う。
写真は車椅子で行っているものである。

身体の清拭

安楽な体位で保温とプライバシーの保護に気をつけて手早く行う。
顔や陰部など自分でできるところは自分で拭いてもらう。
※ 家庭で蒸しタオルを作る場合は,電子レンジを利用すると便利である。

洗髪 

洗髪車
施設でベッドから移動のできない
人に対し洗髪するときに用いる。
洗髪台
施設で洗髪台まで移動できる
人に対し洗髪するときに用いる。
ケリーパッド
ベッド上,布団上で
洗髪を行うことができる。


口腔の保清
できるだけ本人が歯ブラシでブラッシングすることが望ましい。
ブラッシングができない場合は含嗽法(うがい)や口腔清拭を行う。

  ガーグルベースン巻綿子

口の中に炎症がありブラッシングできない場合は巻綿糸を利用して口腔内の清拭を行う。
 ガーグルベースンを使った口腔の保清

洗面台まで行くことができない人や,水をうまく口に含むことができない人にはガーグルベースンやストローを利用する。