食事の介護

食事介助の方法

 ベッド上での食事介助
 ベッドを起こし,楽な姿勢を保持できるようにし,オーバーテーブルを利用 して食事をする。
 吸い飲み
 むせやすい人や口を開けにくい人でも,おかゆやミキサー食を楽に食べることができる。また,介助も楽である。

バランスのよい食事の例・調理の工夫

 
  その人の咀嚼状態や消化機能を考えて刻み食,ミキサー食,流動食を利用すると良い。
 また,水分がむせやすい人には汁物にとろみをつけると良い。(右) のどごしのいいもの
 としてはプリン,茶碗蒸し,ゼリー状のものがある。
食事についての福祉用具
 介助を要する人が食事の際に何で困っているのかを知り,その問題に合わせて食事の仕方を
工夫することでできるだけ自分で食べてもらうことができる。
 普通のスプーンや箸などが使いづらい場合は,
柄を太くした握りやすいスプーンやバネ付きの箸
(上段左)を利用すると 良い。 
 グリップ部分が形状記憶ポリマーで
できており,手の形に合わせて柄の形を変えることができる。(上段中央)
 はさむ,つまむ,すくうなどがこれ
一つでできる。(上段右) 



 飲み物を飲むときは持ち手のあるカップを利用すると良い。持ち手のない場合コップホルダーをつけるとよい。 ストロー付きカップ  吸い飲み