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水原秋桜子
(みずはらしゅうおうし)

 明治25年(1892)〜昭和56年(1981)。東京都に生まれる。本名は豊(ゆたか)。東京帝国大学医学部卒業。医学博士。大正13年(1924)から「ホトトギス」に投句を始め、高浜虚子の指導を受ける。昭和初期には高野素十、阿波野青畝、山口誓子と共に「ホトトギス」の四S(よんえす)と称されるほどの名声を得た。やがて素朴な客観的写生を唱える高浜虚子とそれを支持する高野素十と句風を巡って対立し、ついにはホトトギスを割って出る。昭和3年(1928)「馬酔木(あしび)」を主宰し、新興俳句運動の拠点とした。

水原秋桜子句碑
かきくらす雪より鴨の下りにけり

※鴨(かも)・・・カモ科の鳥のうち、比較的小形の水鳥の総称。日本には冬季に北から渡来し、春季に北に帰るものが多い。冬の季語。