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長谷川双魚
(はせがわそうぎょ)

 明治30年(1897)〜昭和62年(1987)。岐阜県安八郡墨俣町に生まれる。本名は謙三。岐阜薬科大学教授、東海女子短期大学教授等を歴任する。俳句は、弟で日本画家の長谷川朝風に勧められ、飯田蛇笏(だこつ)「雲母」に入会、同人。「青樹」主宰。

長谷川双魚句碑
よしきりのこだまをりをり城下町

※葭切(よしきり)・・・ウグイス科の小鳥で、ウグイスに似ているが大形である。水辺の葦原に住み、5〜7月にギョギョシと鳴く。夏の季語。

※城下町・・・蟹江町には永享年間(1429〜1440)に北条時任が築いた城があったが、天正12年(1584)の蟹江合戦において、織田・徳川連合軍によって落城した。