文化のみち二葉館
(名古屋市旧川上貞奴邸)
〈所在地〉 名古屋市東区橦木町3-23
〈TEL/FAX〉 052-936-3836
二葉館の外観 福沢桃介と川上貞奴
施設概要
名古屋城から徳川園に至る「文化のみち」の拠点施設として、日本初の女優とうたわれた川上貞奴と、電力王と称された福沢桃介が、大正から昭和初期にかけて暮らしていた邸宅を移築・復元したものである。
貞奴の関連資料を展示するとともに、郷土ゆかりの文学資料の保存・展示がなされている。
国語科授業の施設利用例
同館2階には、近代文学の祖こと、坪内逍遙をはじめ、城山三郎(直木賞)、小谷剛(芥川賞)、江夏美好(田村俊子賞)、春日井建(迢空賞)など名古屋を中心とする郷土ゆかりの文学者及び文学作品が、資料やパネルで紹介してある。また、当地において盛んに展開されてきた同人誌活動を振り返ることのできる資料の一部が本棚に配架してあるので、自由に手に取って閲覧することが可能である。また、城山三郎の以前の書斎が復元されており、作家の創作現場を間近に見ることができる。
建物はマダム貞奴として海外でも活躍した川上貞奴の旧邸宅であり、大正時代の雰囲気が濃厚に漂っており、訪問学習などで郷土の文学をじかに体感する施設として好適である。
同施設の建つ名古屋城から徳川園にかけての一帯は、歴史的遺産の宝庫として「文化のみち」と名付けられており、名古屋の文化とその歴史を感じさせる様々な物語が残っており、同館を拠点に探索、吟行を行うのに好都合である。
城山三郎の書斎(復元)
詳しくは、文化のみち二葉館の公式ホームページをご覧ください