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※評価の観点シート | |
1 目的 スイカやカボチャなどのウリ類は雌雄異花であり,受粉をしないと果実が着かない。そこで確実に着果させるために栽培過程で人工授粉を行う事が一般的である。人工授粉の方法には,トマトなどで広く使用されているホルモン処理や花粉を使った授粉がある。今回は雄花を利用したウリ類の人工授粉を行う。 ※雌雄異花・・・おしべの機能しかない雄花とめしべの機能しかない雌花が別々に咲く。 2 実習手順 (1) つる(蔓)が伸びる様子 スイカなどのウリ科の植物は親づる(主茎)から子づるや孫づるを出し,そこに着果させることが多い。そのためつるの整理をしておくことが必要である。 |
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3 まとめ(留意点) ・雄花と雌花の区別をしっかりとつけることが第1段階である。生育条件によっては本来,雌花が咲く部分に雄花が咲くことがあるので,確認をしてから授粉することが必要である。 ・スイカやメロンのなどのウリ類は授粉からの日数が,収穫の目安の一つになるので,授粉日がしっかりと分かるようにしておくことが収穫適期を逃さないポイントになる。 ・ウリ類の人工授粉は乾燥気味の方が成功しやすいので,よく晴れた朝に行う方がよい。 ・雄花の花粉は新しい花の方が多いので,なるべく新しい雄花を選んで授粉する。 |
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