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 醸造実習の一つに,古くから地域で営まれてきた製法で醸す醤油造りがあります。丹精を込めて製品化する醤油造りにとどまらず,6次産業化や付加価値の高い製品開発,加工・販売面での取組に挑戦しています。
図1 醤油製造(麹造り)
 蒸した大豆と炒った小麦,種麹を加えて麹を造ります。
図2 醤油製造(仕込み)
 食塩水と一緒に仕込んで醤油もろみを造り,撹拌を重ねながら熟成させていきます。     
図3 醤油製造(醤油もろみ)
 醤油もろみは麹菌や酵母,乳酸菌の働きにより,分解と発酵が進み,更に熟成されて醤油特有の色・味・香りを醸します。
図4 醤油の完成
 仕込みから3年間熟成させ醤油もろみを圧搾機で搾りだした液体が醤油になります。
図5 醤油粕
 醤油もろみを圧搾後に,残った残渣は醤油粕と呼ばれ,工場では産業廃棄物として処分されますが,実習では,紙すきの原料に配合し,醤油が香る紙製の製品ラベルを作りました。 
図6 醤油と醤油粕の活用
 実習で製造した醤油の味が堪能できる醤油煎餅です。学校で収穫した米を活用し,醤油煎餅の製品化に成功しました。オリジナルラベルには醤油粕が活用されています。     
図7 醤油もろみの活用
 醤油もろみに鶏のささみ肉を漬け込みました。地元日本料理店の監修をいただき,真空製法により,ささみ肉がしっとり柔らかく仕上がりました。
図8 高校生レストラン(もろみ膳)
 日本料理店の店舗をお借りして,高校生レストランを開業しました。ささみ肉をのせたもろみ膳を限定50食提供することができました。     
図9 醤油を活用した焼き菓子づくり
 地元洋菓子店の協力をいただき,製造した醤油と校内で収穫した新米を活用した焼き菓子を製造しました。
図10 醤油のフロランポン
 フランスのお菓子フロランタンをベースに醤油キャラメルとポン菓子を和えた軽い食感のお菓子が完成し,販売することができました。