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簡易霧箱(拡散型霧箱)の製作


 

1 目 的

放射線は目に見えないので、その実体はとらえにくい。この放射線を、霧箱を製作して実際にその飛跡を観察することで理解を深めることを目的とする。

 

 

2 準 備

 プラスチックの透明容器(縦×横×高さ=180×90×45mm)

 銅板(190×100mm)、ガラス板(180×90mm)、台所用アルミ箔

 黒い布、スチールの定規、カッター、はさみ、接着剤または両面テープ

 

 

3 製 作

 (1) プラスチック容器の底の中央部分を,周囲を1cm程度残して切り取る。これが、観測用窓となる。(カッターまたは4隅に穴をあけ、糸のこぎりで切る。)

 (2) 容器側面の底に近い部分に穴をあけターミナル(雑イオン除去用電圧)を取り付ける。

 (3) 電極用アルミ箔をはさみで切り、(1)で作った容器底の切り残した1cm程度の部分に裏側(容器内部) から両面テープで貼り付けるとともに(2)のターミナルと接続する。

 (4) さらに(3)のアルミ箔の上に黒い布を貼り付ける。

 (5) 容器より少し大きめに切った黒い布と下部電極用銅板を両面テープで接着する。

 (6) (5)の黒い布の上に容器を伏せてのせる。(容器の底が上にくる。)

 (7) 伏せた容器の上部の観測用窓にガラス板をのせる。

 


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