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比重計を使って水の密度を比較する


1 ねらい
 水は温度が高くなると膨張して密度が小さくなるため、お湯は軽く、冷水は重い。水とお湯はすぐには混ざらず、お湯は軽いために上のほうにくる。このことを利用して前線のでき方を調べるモデル実験があるが、お湯が軽くなっていることは実感しにくいため、かんたんな比重計を使って密度の変化を視覚的にとらえさせる。

2 準備
 比重計、ビーカー、温度計、三脚、石綿付金網、ガスバーナー

3 実験
(1) ビーカーに水を入れ、水の温度をはかる。
(2) 比重計を入れ2〜3度かき回してから垂直に立て、フロートのようすを観察する。
(3) ビーカーの水をあたためて80℃以上にしてから、(2)と同様にしてフロートのようすを観察し比較する。
      (水の温度と密度)                   (比重計)
温度 密  度 温度 密  度 比 重 アルコール濃度
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0.99984
0.99990
0.99994
0.99996
0.99997
0.99996
0.99994
0.99990
0.99985
0.99978
10
20
30
40
50
60
70
80
90
0.99970
0.99820
0.99565
0.99222
0.98804
0.98320
0.97777
0.97180
0.96532
A



0.966 24%(度)
ヤマブキ 0.976 16%(度)
0.986 8%(度)
B



オレンジ 0.971 20%(度)
0.980 12%(度)
0.992 4%(度)


    4 展開例


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