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3D写真を撮ろう

1 はじめに

 テーマパークなどのアトラクションで、3D映像が上映されていることがよくあります。ここでは、動画でなく静止画の3D写真(ステレオ写真)の作り方を紹介します。


2 3D写真の撮り方

 なるべく奥行きのある被写体を選び、正面から1枚(左目用)撮影します。次に、カメラを5〜6cm右に移動させ、やや角度をつけて2枚目(右目用)を撮ります。写真は縦横どちら向きでも構いません。


(正面から1枚目)

(少しずらして2枚目)


3 3D写真の見方

 二つの写真を並べて置き、左目で左の写真を、右目で右の写真を見ます。このとき、目のピントは写真よりずっと遠くに合わせたままで、視界に入るように写真を移動させます。どちらかというと、ただぼんやり眺めるように見るのがコツです。やがて、2枚の写真の間に3枚目の写真が浮かんできて、立体的に見えます。


 うまく見えない場合は、アルミホイルやラップなどの穴の開いた円筒の芯を2本利用して、穴の視野内で左右の写真をそれぞれ左右の目で見るとよいでしょう。


 また、左右の写真を隔てるようについたてを立てて、ついたての直上から左右の写真をそれぞれ左右の目で見てもよいでしょう。

(左目用)

(右目用)


参考文献

滝川洋二(監修):理科の実験 まるわかりBOOK(成美堂出版、2005)

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