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針金電話で音の伝わり方を調べよう

1 はじめに 

 糸電話で遊んだことがあると思います。離れていても、声が糸を伝わって聞こえてくるのでとても楽しいものです。糸の代わりに針金やばねを使ったらどうなるでしょうか。糸電話とは違った声が、聞こえてくるかもしれません。作ってみましょう。
糸電話

2 準 備

[材料]  針金(22番〜24番が加工しやすい)、ばね、紙コップ
[器具]  ペンチ、きり、はさみ、セロハンテープ
針金 ばね 紙コップ


3 方 法

(1) 針金電話

紙コップの底にきりで針金の太さぐらいの穴を開けます。針金を通して先を少し曲げます。曲げたところをセロハンテープで固定します。

糸電話と同じようにして、話してみましょう。声がどのように聞こえるでしょうか。
ぴんと張ったり、たるませたりして聞いてみましょう。
針金電話
(2) ばね電話
ばねを使って、同じように作ってみましょう。声がどのように聞こえるでしょうか。
ば ね ばね電話

4 おわりに

針金電話は、声がひびいて聞こえます。ばね電話は、針金電話よりもっとひびいて聞こえます。針金の太さを変えると音はどうなるでしょうか。実験してみましょう。
物が細かくゆれることを振動(しんどう)と言います。音を出す物は、振動することで音を発生させています。人が声を出す時にはのどにある声帯(せいたい)というところが振動しています。のどに指を当てて声を出すと、振動していることがわかります。
音は、振動が相手の耳へ伝わることによって聞こえます。ふだん人の声やいろいろな音が聞こえるのは、空気が音をみなさんの耳へ伝えているからです。プールの中でも音が聞こえるのは、水が音を伝えているからです。
音を伝えるものが変わると、音の質が変わります。空気、糸、針金、ばね、水では、同じ音を伝えても違って聞こえてきます。
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