1 目的
大気圧がかかっていることを、ドラム缶をつぶすことで体験的に理解させます。
2 準備するもの
ドラム缶、まき、水、ブロック
3 実験方法
(1) ドラム缶をよく洗い、ブロックの上に置き、その下にまきをしきます。
(2) ドラム缶に少しだけ水を入れ、ふたを開けたまま炭火で熱し、湯
をわかします。
(3) ドラム缶内の水が勢いよく沸騰(ふっとう)し、湯気が出て水蒸
気が内部に充満したら、ふたをして、火を消します。
(4) ドラム缶にホースで水をかけていきます。
(5) しばらくすると、「ボン!!」というすごい音とともにドラム缶
がつぶれます。
4 実験の原理
地球上に暮らす私たちは、空気の海の底に暮らしています。そのため、1uに10トンもの大気圧を
うけているのです。ただ、大気圧と同じ力で押し返しているため、それをなかなか自覚できません。
この実験を通して、ドラム缶内を真空にすることで、大気圧の存在が実感できます。