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煙(けむり)を使って光や空気の実験をしよう
1 はじめに
光の通り道は、にごった水や煙の中で見ることができます。また、部屋を煙でいっぱいにすると広い場所を使って光の通り道を調べることができます。フォグマシンから出てくる無害な煙を利用すると、安全に実験することができます。 |
2 準 備
フォグマシン、フォグマシン用リキッド、鏡、光源装置、レーザーポインター |
※ | フォグマシン(スモークマシンとも言う)は、イベントなどの演出器具として販売しています。インターネットで購入可能な店もあります。5,000円程度からあります。 |
フォグマシン | 煙を出しているところ |
3 方 法
(1) | 光の通り道 |
○ | 暗幕などで教室を暗くし、フォグマシンの煙でいっぱいにします。そこへ、光源装置やレーザーポインターの光を出すと光がまっすぐ進んでいることがよくわかります。鏡に反射させると、反射する時の角度から反射の法則がわかります。 |
光源装置の光が反射する様子 (光が少し広がっている) |
レーザーポインターの光が反射する様子 |
(2) | 空気砲 |
○ | ダンボール箱に穴を開けて両側をたたくと、空気のかたまりが飛び出していきます。フォグマシンの煙を使うと、空気が出てくる様子がよくわかります。 |
空気砲 | 煙が輪になって出てくる |
煙の輪が出る様子 |
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4 おわりに
○ | 光は、まっすぐに進みます(光の直進性)。光は、鏡に当たると、反射の法則に従ってはね返ります。フォグマシンの煙を使うと、これらの現象を実際に目で確認しやすくなります。 |
○ | 線香の煙でも実験することが可能です。ただ、線香の煙は、においが強いこと、火の始末に気を遣うこと、たくさんの煙を短時間に集めにくいことなどの欠点があります。また、物を燃やした煙は有害なものがあります。フォグマシンを使うと、安全に大量の煙を使って実験することができます。 |
○ | 教室や理科室で煙を出す場合、煙感知器が反応する場合があります。あらかじめ、スイッチを切っておくかあるいは周囲を覆っておくとよいと思います。 |
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