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消える貯金箱を作ろう

1 はじめに 

 皆さんは消える貯金箱というものを知っていますか。箱形の貯金箱で,横には大きな窓がついており,中の様子が見えるものの,いざ上から硬貨を入れても,入れたはずのお金が窓からは見えないというものです。本当にお金が消えてしまうわけではなく,実は鏡を使って目の錯覚を利用しています。お店で売っているものもありますが,簡単に作ることができます。牛乳パックとアクリルミラーを使って消える貯金箱を自作してみましょう。

2 準備

・牛乳パック(開いてないもの) ・アクリルミラー(縦69o,横97o,厚さ2o) ・色紙など ・カッター ・接着剤 
   

3 実験方法と結果

(1)

カッターを使って牛乳パックを図のサイズに切ります。上に出っ張っている部分がふたになります。

(2)

図のように1p程度の幅を残して,のぞき窓をカッターでくりぬきます。
 
(3) ふたの部分にお金を入れるための穴を開けます。
 

(4)

底の部分と側面に色紙をはっていきます。
  

(5)

アクリルミラーを写真のように置き,セロハンテープ又は接着剤で留めます。
 

(6)

ふたを閉めれば完成です。鏡に映った部分が箱の背面のように見えます。
  

(7)

お金を入れてみましょう。実際には,お金が鏡の裏側に入っていきますが,のぞき窓から見ると,貯金箱の中は空っぽに見えます。

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4 先生方へ

アクリルミラーはホームセンターやインターネットで入手できます。30p×30pほどのもので千円程度です。
アクリルミラーを切る場合はアクリルカッターを使用すると便利です。
・  中にはる色紙は無地のものでも柄付きのものでもかまいませんが,柄付きのものを使用する場合は,できるだけ細かい柄のものを使用すると違和感がなくなります。
中学1年「光の性質」の光の反射の内容についての導入やまとめの場面における製作活動に利用できます。鏡に映っている部分は底面であり,それがあたかも箱の背面部分のように見えるので,空っぽのように錯覚します。


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