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潮干狩りで採取したりスーパーで買ってきたりしたアサリを使って、二枚貝の体のしくみを勉強しましょう。小さな貝にも、心臓や腸やエラなどがあって、海の環境に適応した体をしていることが分かります。
家でも簡単に観察ができるので、夏休みの理科研究などで行ってもよいと思います。
アサリの中で大きめのものを選びます。 | アサリをきれいな海水(約3%の塩水でもよい)に入れます。しばらくすると、入水管、出水管が出てきます。 |
しばらくすると、体の中の老はい物をはき出します。 | 貝の殻のすきまからナイフを入れて開けば、貝の内部を簡単に観察できます。 |
アサリの体には、心臓や腸・こう門もあります。食べ物は、口から入り胃や腸を通って、ふんになり、こう門から、出水管を通して水中に出されます。 入水管や出水管には細かい毛が生えていて、この毛を動かすことで、管のまわりに水流を作っています。入水管からえさの混じった海水を取りこみ、いらなくなったふんなどを出水管から外に出すのです。 |
アサリを海水(約3%の塩水)に入れ、そこに習字のすみを流しこみます。初めは、海水が真っ黒です。 |
しばらくすると貝がすみを吸って水がきれいになっていきます。出水管から水が出ていることも観察できます。 この実験で貝が海水をきれいにしてくれていることも分かります。 |
アサリは、二枚貝の一種です。
アサリのような干潟にすんでいる貝は、砂にうもれないように、大きな「あし」をもったものが多くいます。
家族で潮干狩りに行ったときなどに、アサリを砂の上に放置すると、動く様子を観察することができます。
アサリは入手しやすい貝です。海水(約3%の塩水)を用意しておけば、容易に貝の様子を観察できます。
解剖して、貝の体を調べたいときには、アサリより大型の大アサリ(ウチムラサキ)やドブガイなどの貝を使えば、体のしくみが観察しやすくなります。
理科中学校2年生「動物の生活と種類」の発展学習として扱うことができます。
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