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手の熱で起こる上昇気流を見てみよう

1,はじめに
 空気は温められると上昇気流となって上がっていきます。空に雲ができる時にも大規模な空気の上昇が起こっています。空気の流れはなかなか目で見ることはできませんが,上昇気流を身近に簡単に観察する方法があります。挑戦してみましょう。

2,準備

 @まち針,A折り紙,Bプラスチックコップ,Cはさみ,Dカッターナイフ


3,実験器具の製作と実験方法

@5cm×5cmの折り紙を4つに折る。 A図の斜線の部分をハサミで切り取って広げる。 B4枚の羽根とも,全部同じ方向にねじれをつくる。


C羽根の完成。
※羽根の中心にまち針の先がくるように乗せる。風がないところで実験をしましょう。
Dプラスチックの底を切りとる。 E羽根をまち針に乗せ,コップを手で温めると,羽根が回りはじめる。


4,参考

 体温の熱のつくる小さな上昇気流が,まち針の上に乗った紙の風車を回します。プラスチックコップは周りの空気の動きの影響を少なくするためにかぶせます。静電気が起きているとかえって風車を引きつけてじゃますることもあるので注意すること。プラスチックコップの代わりに,手で覆ってしまってもよく回ります。

※参照:『ガリレオ工房の身近な道具で大実験(第2集)』(大月書店)


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