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身近な道具で雲を作ろう
1 はじめに
雲は細かい水や氷の粒が集まってできています。
空気は上昇して気圧が低くなると膨張し、温度が下がります。空気の温度が露点より低くなった時に、空気中のちりなどを核にして水や氷の粒ができ、雲になります。
真空調理器を使うと、同じ原理で手軽にきれいな雲を作ることができます。
2 準 備
○ 真空調理器 理科教育機器のカタログに載っています。 インターネットで購入できるものもあります。 真空調理器
○ 線 香
○ マッチ
3 実験方法と結果
(1) 線香に火をつけて、煙を容器の中に入れます(この煙が核になります)。 (2) ポンプを取り付け、ピストンを何度も素早く動かし、空気を抜きます。 (3) 容器の中に、薄い雲のようなものが現れます。
4 先生方へ
(1) 中学校2年「天気」の単元で利用することができます。 (2) 線香の煙が多いと雲との区別がつかなくなるので、入れ過ぎないように気を付けてください。 (3) 素早く空気を抜くと、うまく雲を作ることができます。 (4) 真空調理器を使うと、この実験の他にも、
・ 気圧の実験(中に風船を入れて、容器の空気を抜く) ・ 気圧が低いと沸点が低下する実験 ・ 音の伝わり方が変わる実験
などができます。利用価値の高い器具です。
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