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酸性、アルカリ性の正体を見つけよう


1 はじめに

 酸性、アルカリ性の水溶液があることは知っているが、「何がその正体か」目で見ることが難しい。電圧をかけて、酸性、アルカリ性の正体を調べてみよう。


2 準備

 電源装置、食塩水、うすい塩酸
 水酸化ナトリウム水溶液
 クリップ2個
 スライドガラス、ろ紙、
 リトマス紙(赤、青)、ガラス棒

3 方法

@食塩水を十分しみこませたろ紙をスライドガラスに巻き付ける。

Aろ紙の上に、リトマス紙を置く。

Bスライドガラスの両端をクリップではさみ、9V〜12Vの電圧をかける。

Cリトマス紙の中央に、うすい塩酸(水酸化ナトリウム水溶液)をガラス棒を使って1滴つける。

Dリトマス紙の変化を観察する(約5分間)。


4 結果

1 青色リトマス紙にうすい塩酸をつける。
陰極             陽極
2 両端に9Vの電圧を5分間かける。
3 リトマス紙の赤い部分が左(陰極)に移動した。
陰極             陽極
陰極                陽極

うすい塩酸をつけて調べてみましょう


陰極              陽極
1 赤色リトマス紙に水酸化ナトリウム水溶液をつける。
2 リトマス紙の青色の部分が右(陽極)に移動した。
陰極              陽極

リトマス紙の変色した部分が極に移動した。

・電気的な性質を持っている。

○酸性の正体は、電気的に陽性である。(陽イオン・・・水素イオン)

○アルカリ性の正体は、電気的に陰性である。(陰イオン・・・水酸化物イオン)


5 留意点




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