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人造イクラをつくる

1  目的
多糖類の一種であるアルギン酸ナトリウムからコピー食品の人造イクラをつくり、化学と生活とのつながりを考える。

2  準備
[器具] ビーカー(300ml、200ml、100ml)、注射器、プラスチック製駒込ピペット(5ml)、シリコンチューブ、ホットプレート付きマグネチックスターラー、 薬さじ、ガラス棒、ガーゼ
[薬品] アルギン酸ナトリウム、塩化カルシウム、β−カロチン、サラダオイル
     

3  方法
(1) 200mlビーカーに、アルギン酸ナトリウム2gと水100mlを入れ、ホットプレート付きマグネチックスターラー上で溶かす。(15分程度で溶ける)<写真1>
(2) 100mlビーカーに、サラダオイル20mlを入れ、β−カロチンを薬さじ(小)で1さじ加え、ガラス棒で攪拌する。<写真2>
<写真1> <写真2>


(3) 300mlビーカーに、水200mlを入れ、塩化カルシウム2.0gを溶かす。
(4) プラスチック製の駒込ピペットの先端を1cm程切り取り、シリコンチューブ(約3cm)を取り付ける。<写真3>
(5) (2)の着色したサラダオイルを注射器で吸い上げる。また、(1)のアルギン酸ナトリウムの溶液をシリコンチューブを取り付けたプラスチック製の駒込ピペットで吸い上げる。
(6) 注射器の針をシリコンチューブに写真4のように刺し、(3)の塩化カルシウム水溶液中に駒込ピペットでアルギン酸ナトリウムの溶液を出しながら、注射器でサラダオイルを1滴ずつ出していくと人造イクラができる。<写真4>
(7) できた人造イクラをガーゼでこし分け、軽く水洗いすると出来上がる。<写真5>
<写真3>  <写真4>  <写真5> 
 
4  留意点
(1) アルギン酸ナトリウムを溶かすときに、70℃以上に加熱しないようにする。ホットプレート付きマグネチックスターラーがない場合は、湯浴を利用する。
(2) できた人造イクラは特に毒性はないが、食べないようにする。

5  備考
アルギン酸ナトリウムについて
・性質
  昆布などの海藻の主成分で、10〜15%含まれる多糖類。分子内に遊離カルボン酸をもち、カルシウムイオンなどの金属イオンで不溶化する。用途は、食品の安定剤、増粘剤、分散剤、ゲル化剤として広く使用されている。
・構造式


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