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マグネシウムの反応

1 目 的

 マグネシウムの反応をいろいろな条件のもとで行い、マグネシウムの反応性を調べる。

2 準 備

   器 具 100mlビーカー、三脚、金網、ガスバーナー、ピンセット
   試 薬 マグネシウムリボン(約3cm×3本、約5cm×2本)、石灰石、塩_、フェノールフタレイン溶液

3 方 法 と 結 果

(1)  空気中での燃焼
 約3cmの長さのマグネシウムリボンをピンセットでつかみ、火をつけてみる。
 <結果> マグネシウムは、空気中で激しい光を発して燃える。
   
(2)  常温の水との反応
@  約3cmの長さのマグネシウムリボンをピンセットでつかみ、水の中に入れてみる。
A  マグネシウムリボンを入れた水に、フェノールフタレイン溶液を1〜2滴加えてみる。
 <結果>マグネシウムは、イオン化傾向が比較的大きい金属に属するが、常温の水とは反応しない。
   
(3)  沸騰水との反応
@  約3cmの長さのマグネシウムリボンをピンセットでつかみ、沸騰水中に入れてみる。
A  マグネシウムリボンを入れた沸騰水に、フェノールフタレイン溶液を1〜2滴加えてみる。
 <結果>沸騰水中では、ゆっくりと反応する。沸騰水中でマグネシウムは水と次のように反応する。
Mg+2HO→H+Mg(OH)
 その結果、水酸化マグネシウムを生じるので、溶液は塩基性になり、フェノールフタレイン溶液で、赤く呈色する。
   
(4)  常温の水の中での燃焼
@  約5cmの長さのマグネシムリボンをピンセットでつかみ、火をつけ、すぐに純水中に入れてみる。
A  マグネシウムリボンを入れた水に、フェノールフタレイン溶液を1〜2滴加えてみる。
 <結果>燃えているマグネシウムを常温の水の中に入れると、温度が下がり燃焼が止まってしまう。
(5)  沸騰水中での燃焼
@  約5cmの長さのマグネシムリボンをピンセットでつかみ、火をつけ、すぐに沸騰水中に入れてみる。
A  マグネシウムリボンを入れた沸騰水に、フェノールフタレイン溶液を1〜2滴加えてみる。
 <結果>沸騰水中では、空気中よりもさらに激しく反応する。フェノールフタレイン溶液で、赤く呈色する。

4 参考文献

 林 良重編「ポピュラー・サイエンスときめき化学実験」裳華房(1993)


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