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活性炭電池

1 目 的

 身近な素材を使って電池を作り、電池の原理を知る。

2 準 備

 アルミニウム箔、ろ紙、飽和食塩水、活性炭(市販脱臭剤用)6g、リード線、1.5V電球、電子ブザー

3 方 法

(1)  アルミニウム箔を10cm四方に切る。
(2)  その上に飽和食塩水を湿らせたろ紙を置く。
(3)  ろ紙の上に活性炭を均等に置く。
(4)  活性炭の上に適当な大きさに切ったアルミニウム箔をのせる。
(5)  電流計もしくは電圧計を接続して強く押さえる。(強く押さえた方が、針が大きく振れる)
(6)  (5)と同様に電子ブザーなどを接続する。

4 結 果

 (1) この電池の電流は約160mA、電圧は約0.9Vであった。

 (2) 電子ブザーから音が出た。

5 参 考

 この電池では、下のアルミニウム箔が負極になり、アルミニウムイオンに変化して電子を放出する。電子はリード線を通って上のアルミニウム箔へ、さらに、活性炭の方へ流れる。そして、多孔質の活性炭の表面で水が電離した水素イオンへと渡され水素ができる。こうしてできた水素は活性炭の表面に吸着されている空気中の酸素と反応して水となる。こうして電子の流れができ、電池になる。この電池は、空気電池としても紹介されている。

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