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塩化アンモニウムの再結晶
1 目 的
塩化アンモニウムの再結晶の実験を通し、固体を液体に溶解したり、溶解度の差により析出する様子を観察し、物質の状態変化について学ぶ。
2 準備
[器具] | 電子天秤、薬さじ、バーナー、200mLビーカー、三脚、金網、ガラス棒 |
[薬品] | 塩化アンモニウム |
3 方法
(1) | 塩化アンモニウム120gを電子天秤ではかり取る。 |
(2) | 200mLビーカーに水を250mL入れ、塩化アンモニウム120gを加えて加熱する。加熱していくと完全に溶ける(写真1)。 |
(3) | 上記(2)水溶液を放置しておくと温度が下がるにつれて、結晶が水面やビーカーの底に析出してくる。(写真2)。 |
(4) | 特に上部に析出した結晶が落ちてくる様子は、ビーカーの中に雪が降りそそいでいるようである。 |
(5) | なお、室温(20℃)になると、結晶が水面やビーカーの底に多量に析出する。(写真3)。 |
写真1 | 写真2 | 写真3 |
4 結果・考察
塩化アンモニウムの溶解度 100gの水に溶ける量(g)
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(1) | 上部に析出した結晶が落ちてくる様子は、ビーカーの中に雪が降っているようである。 |
(2) | 再結晶は温度による溶解度の差によって起こる現象である。 |
(3) | この実験を長めの試験管で行うと、上から落ちてきた結晶が下降するにしたがい大きく成長していく様子が観察される。 |
5 留意点
加熱した塩化アンモニウム水溶液は高温のため、やけどに気をつける。 |
6 参考文献
○理科年表(1992),東京天文台編,丸善株式会社 p451 |
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