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防虫剤の昇華性
1 目 的
分子間力が比較的小さい分子結晶では常温でも昇華が起こるものがある。この性質をもつ成分が含まれる防虫剤を用いて昇華性について調べる。 |
2 準 備
防虫剤、200mlビーカー、200ml丸底フラスコ、ガスバーナー、三脚、湯浴 |
3 方 法
(1) | 200mlビーカーに防虫剤を1個入れる。 | |
(2) | 冷水を入れた200ml丸底フラスコを(1)のビーカーの上にのせ、湯浴にかける。 |
4 結 果
しばらくすると、丸底フラスコの底に針状の白い結晶が析出する。 |
5 備 考
防虫剤(ナフタレンまたはパラジクロロベンゼン)は常温でも昇華するが、温めることによって昇華が盛んに起こるようになる。気体となったナフタレンまたはパラジクロロベンゼンがフラスコ内の冷水に冷やされて気体から固体(これも昇華という)に変化した。防虫剤に赤インクをかけておくと、昇華するのは防虫剤のみで、赤インクは残る。 |
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