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スズムシの脱皮

1 ねらい


 生物の時間ごとの成長を見ることにより、生命の神秘さに気づかせることをねらいとした。使用する材料は、スズムシという身近に存在する生物で観察をする。

2 材 料

 スズムシ:背の高いヨモギやススキが、深い草むらを作った所で、日が暮れると、その根元で鳴く。体は黒っぽく、平安時代には「マツムシ」と呼ばれた。体長は、約15mm程度である。

 
3 成長の観察

スズムシのオスとメスのちがいは、おしりの所がちがう。おしりの先がとがっているのがメスで、丸いのがオスである。また、オスが2枚の羽をたててこすりあわせて鳴く。始めは、ジー、ジーと下手な鳴き方だが、2・3日練習するとリーン、リーンと上手に鳴くことができる。   
 
(1) スズムシと食べ物の関係

ナスビ−−−−よく食べる
キュウリ−−−よく食べる
タマネギ−−−食べない
ニンジン−−−食べる 
ジャガイモ−−食べる 
サツマイモ−−食べる 
ミニトマト−−−食べない 
角砂糖−−−−食べる
鰹節−−−−−食べる
クッキー−−−−食べる 
煮干−−−−−よく食べる

トウモロコシ−−食べない

 
 
 
 
(2) 脱皮の様子(8月)


    午後8:05−−−−皮から出たところ          午後8:06−−−−−触覚が伸びる



午後8:08−−−−−羽が丸くなる   午後8:10−−−−−羽がのびる
 
午後8:18−−−白いスズムシになる 午後8:25−−−色が黒くなってくる
    
午後8:40−−完全に脱皮したスズムシと抜け殻
   ウ 脱皮した瞬間   


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