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手のつくりを調べよう

1 はじめに

みなさんの手の骨格はどのようになっているのでしょうか?
手の骨と関節を実際に触ってみながら模型を作ってみましょう。

2 準備

ビニールの手袋 ストロー マーク用シール セロハンテープ(両面テープ)
手のレントゲン写真や骨格図(骨格図はここにあります。必要に応じて活用してください。)

3 方法(学習の流れ)

@ 自分の手をよく触って曲がるところをさがそう。
A ビニールの手袋を利き手の反対の手にはめましょう。
B 自分の手の曲がるところを関節といいます。そこにマーク用シールをはりましょう。
C どれだけはれたかな?
手のひらの関節の部分にシールをはった写真
自分で曲げられるところにシールを付けられたかな?

 
D では,指のかたいところを確認してみよう。そこが骨になります。
E 指のかたいところの長さに合わせてストローを切り,手袋の上にはってみよう。
手のひらの骨の部分にストローをはった写真
かたい部分にストローをつけてみよう。

 
F 次に手の甲のかたいところをさがしてみよう。そこが骨になります。
G 分からない人はこの図を見てみよう。こんなふうに骨がありますよ。
H 手の甲の部分にもストローをはって模型を完成させよう。
手の甲の骨の部分にストローをはった写真
手の甲の部分にもはってみよう。
 
完成した手のひらの骨と関節のモデルの写真
うまくはることができたかな?
 

4 留意点(先生方へ)

 児童の手の大きさとビニール手袋の大きさが必ずしも同じにはならないので,用意する際に,大きさを確認しておくとよいでしょう。(給食の時などに添付される袋の大きさがよいかもしれません。)
 シールを貼らせる際には,自力可動する部分を意識させるとよいでしょう。
 一般的に,関節とは,『骨と骨とのつなぎ目にあたる部分』で,『動作によって曲げることができるような構造になっている部分』のことを指します。そのため,指の関節については比較的理解しやすくなっています。
 しかし,手のひらに関しては小さな骨が多くあって,動くことは容易ですが,動作によって曲げることはできません。ですから,手首が関節となります。

参考文献・資料提供

     アイリス・アイリスの作業現場       http://web.kyoto-inet.or.jp/people/irisiris/

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