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あさがおは,自家受粉する花です。花が開くとき,おしべがめしべを追い抜かして伸び,その時,おしべのやくの中の花粉がめしべの柱頭について受粉します。 |
1 観察(自家受粉)
(1) 準備 |
○ | 明日の朝,開花しそうなつぼみを開いて,水の入った容器にさします。 |
○ | 時間と共におしべが伸びていき,受粉の様子が観察できます。 |
(2) 観察結果 |
夕方,つぼみがしっかり膨らんでいます。 | ||
(まだ,おしべがめしべより下の位置にあります。) | ||
観察しやすいように,花びらをすべてとり,水にさしました。 | ||
(まだ,おしべのやくは開いていません。) | ||
21時ごろ,おしべがめしべを追い抜いてきます。 | ||
おしべのやくが開きました。 |
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おしべの花粉を,めしべの柱頭に押しつけています。(受粉です) | ||
明け方までに,すべてのおしべがめしべを追い抜いて,伸びました。 |
2 まとめ
あさがおは,開花と共におしべがめしべを追い抜き,自家受粉します。 |
あさがおは,自家受粉だけでなくアリやハチなど虫の力を借りても,受粉しています。虫がみつを吸うために花の中に潜り込むたび,虫の体に付いた花粉がめしべにこすりつけられ,受粉します。 |
なぜ,あさがおは,すぐにしおれてしまうのでしょうか。 | |
それは,受粉しためしべを夏の暑さや,乾燥から守るためです。 |
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