１ ねらい
エナメル線コイル，磁石，クリップを使って簡単なモーターを作ろう。
２ 準 備
・エナメル線（直径０．５ｍｍくらい） ・フェライト磁石（直径２～３ｃｍで丸型磁石の裏表に極性のあるもの１個) ・クリップ（大２個） ・消しゴム（特大１個)
・乾電池（単１か単２くらい） ・電池ホルダー ・ミノムシコード（２本）
・フイルムケース ・紙やすり
３ 作り方
①コイルは，エナメル線をフィルムケースに数回巻いて作り，エナメル線の両端は３．５ｃｍ程度左右にまっすぐ伸ばす。左右に伸ばしたエナメル線の一方はエナメル線を紙やすりで全部はがし，もう一方はエナメル線の片側だけをはがす。
②クリップ２本を図のように折り曲げ，じく受けを作る。
６．５ｃｍ程度の間隔をあけて消しゴムに差し込んで立てる。
③軸受けにコイルを引っかけて，消しゴムの上に磁石を置き，ミノムシクリップで乾電池をつなげば，コイルは回る。回らない時は，軸受けの高さを調節する。
磁石とコイルとの間隔が数ｍｍ程度になるようにするとよい。
モーターが回る様子
４ その他
直流モーターは，①電機子，②磁界，③整流子の３つの部分からできている。この簡単なモーターの場合は①はエナメル線コイル，②はフェライト磁石，③はクリップとエナメル線コイルの両端の部分から構成されている。
５ もっと実験
コイルの巻き数，乾電池の本数，磁石の数を変えたり，エナメル線コイルの両端のはがし方などを工夫してコイルの回り方の変化を調べるといいですね。