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炭を作ろう・炭で遊ぼう

1 目的 

 空気が出入りしにくい状態で木などを熱すると炭ができます。身近なもので炭を作ってみましょう。

2 炭を作ろう

(1) 準備

[器具など]   カセットコンロ、アルミホイル、空き缶、金網、マッチ
[炭にする物]  松ぼっくり、ソテツの葉、折り紙の鶴、マリーゴールド、千日草など(植物性の物がよい)

           

器具

 

炭にする物

(2) 方法

@

空き缶に炭にする物を入れます(写真1)。

A アルミホイルできちんと缶にふたをします。
B アルミホイルのふたに穴を3か所開けます。
C 金網を敷いたコンロにかけます。
D しばらくすると煙が出ます。 写真1
E 煙に火を近づけると燃えます(動画1)。
F 煙が出なくなったら、火を止め、さまし、缶の中の炭を取り出します。
(松ぼっくりの場合・・15分ほどで出来上がりました )
*炭は崩れやすいので、注意して取り出すことが大事です 動画1



完成 その他の炭

(3) その他

炭を作るときに出てくる煙は、「木ガス」といわれるもので、木を熱すると出てくる、燃える気体です
木ガスに火を近づけると、炎をあげて燃えます
木を燃やすと、炎をあげて燃えます。炎は、木から出てくる木ガスが燃えているのです
炭に火をつけると炎を出さずに赤く燃えます。木ガスがすでに出てしまっているので、炎を出さないのです

注意

水分の多いものは、時間がかかります。できるだけ乾いたものを使うとよいです。

3 カーボン紙を作ろう(炭を使おう)

(1) 準備

紙、ろうそく、スタンド、セロテープ、金属板(ここでは、銅板を使いましたが、鍋の底でもかまいません)、ろうそく台

(2)方法

@ 紙にろうそくでロウをぬります(完成したときにすすが手につかないためです。ろうそくであぶった時にロウがとけ、さめるとすすを閉じ込めるからです)(写真1)。
A
ロウをぬった面を外側にして、金属板にセロテープでとめます(紙を燃えにくくするためです。紙の裏が金属に触れているので、熱は金属を伝わって逃げるので紙は燃えません)(写真2)。
B スタンドに固定します。
C ろうそくに火をつけ、紙にすすをつけます(写真3)。
D 全体に炭がついて、紙が冷めれば完成です(写真4)。
写真1 写真2 写真3 写真4

(3)結果

紙と紙の間に、カーボン紙をすすがついた方を下にして、はさみ、、ボールペンで上から絵を描きます。 下の紙にきれいに写ります。



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