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ブーメランを作ろう


 手で投げると、投げた位置に戻って来るブーメランの簡単な製作方法を紹介する。単純な構造のもので、製作は容易である。



1 製作方法・投げ方

厚紙を3×25cmの大きさで2枚切り取り・図のように十字にして、両面テープかホッチキスでとめる。図の斜線部分を下に折れば、それだけで完成である。
 図中の←は回転の方向を示している。投げ方はブーメランを縦にして、表側が見えるようにして右手で持ち、回転を与えながら投げればよい。投げ出されたブーメランは直径2m程度の円を描いて戻ってくる。
 このブーメランの製作にあたっては、湾曲させたり、反りやねじれなどを入れる必要はない。デジタル的に折ることで、微妙な調整が無用となった。

2 ブーメランが戻る原理の説明

小学生には、「空気を押しやる反動」などの表現を用いて話す。中学生になれば、作用・反作用を用いて説明できる。しかし、実際には運動量の関係から考えられることで説明は容易ではない。



 3 参考文献

 誰にでも作れる“学園ブーメラン”;片桐泉;物理教育42−3(1994)

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