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息で人が持ちあがる?!

 ショベルカーなどの油圧装置の原理で、ポリ袋にストローで息を吹き込むと、コンクリートブロックや人も持ちあげることができる。圧力の原理を実感できる実験だ。



実験道具の製作

準備するもの】
・ポリ袋(20cm
×30cm・台所ゴミ用)
・ストロー
・セロハン粘着テープ


【製作】
 ポリ袋の口にストローを差し込み、セロハン粘着テープで両面からはり合わせて口を封じる。1枚のセロハン粘着テープを折り曲げるより、2枚をはり合わせた方がつくりやすい。すき間ができないように、ストローのまわりをしっかり押さえつけておくことが大切。これで実験装置は完成。



本を持ちあげてみよう


では、はじめに、本を持ちあげてみよう。

机の上にポリ袋を広げ、その上に2〜3冊の厚い本を置く。ストローから空気を吹き込んでみると・・・。あっ! 軽〜く本が持ちあがった。



コンクリートブロックに挑戦

 次は、もっと重いコンクリートブロックを持ちあげてみよう。今度は、ポリ袋が傷つかないように、間にダンボールなどをはさんでおくこと。さあ、空気を吹き込むと・・・。えっ?! こんなに軽く持ちあがるの?!
 コンクリートブロックをいくつ持ちあげられるか、挑戦してみよう。



人を持ちあげよう

 いよいよ人を持ちあげてみよう。

今のポリ袋では小さいので、新しく実験道具をつくる。大きくするだけで、つくり方はまったく同じ。人が座れるくらいの大きさの板(40cm×30cmくらい)を用意して、この板に合わせて、大きなゴミ袋を切り、ストローを差し込んで、セロテープで封じて、できあがり。

 机の上にポリ袋を広げて、板をのせ、その上に人が座る。さぁ、持ちあげてみよう。

 うまく持ちあがったかな?!

  参考文献:『ガリレオ工房の身近な道具で大実験 第2集』 滝川洋二・吉村利明編

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