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1 はじめに
電気が通ると光がつくしくみを利用した「電気イライラ棒」を作って、ゲームを楽しみましょう。
このゲームを通して、回路についての基礎的な知識を身に付け、電気を通すしくみを理解することができます。
小学校3年理科「豆電球にあかりをつけよう」単元の発展としてチャレンジしてみてください。
2 準備するもの
針金(アルミ製のもので、なるべく太いもの) 1メートル程度 導線(ビニールコード) 数10センチ ヒートン(フックやクリップでもよい) 1個 乾電池 2個 乾電池ホルダー 1個 豆電球 1個 ソケット 1個 台になる箱 1個 電子ブザー 1個 セロハンテープ・はさみ・ペンチ・カッター 各1個ずつ
3 作り方
針金を適当に曲げて、箱に固定します
@ フックと導線を結び付け、ゲームのスティックを作ります。
A
(導線とフックなどのつなぎ目は、導線をしっかり巻きつけるようにします。)針金の片方に導線を付けて乾電池と豆電球に結び、配線をします。
B
(フックが導線に触れたら豆電球がつくかを確かめてみましょう。)子どもたちがゲームに夢中になってくると、豆電球に明かりがついたことが分かりにくい時もあります。
C
そこで、電子ブザーをとりつけることで、光と音で電気が通ったことを知らせると、ゲームがより楽しくなります。
4 さあ、いよいよゲーム開始です
ゴールまでの時間を計ったり、電気がついた回数を数えたりするなど、いろいろな方法で競争してみましょう。
高速回線用
低速回線用
コンピュータが高速回線の場合は、「高速回線用」を、低速の場合は「低速回線用」をクリックしてください。
実際にゲームをしているビデオが写ります。
5 児童の感想
「イライラ棒ゲーム」は、思ったより簡単に作ることができました。針金を自分で好きなように曲られるので、どんどんレベルを上げることができるところが、この実験のおもしろいところだと思います。
ゲームは簡単そうに見えたけど、けっこう難しかったです。フックが小さいから慎重にやろうとしても、少し針金にさわっただけでブザーが「ブーブー」鳴ってしまいました。
この実験をやってみて、ブザーが鳴るのは電気が通っているからだと感じることができました。
けっこう難しかったけど、すごく楽しかったです。フックが針金に触れたときの「ブー」という音がおもしろくて、笑いをこらえるのが大変でした。
6 先生方へ
子どもたちの発想はとても豊かです。このゲームに慣れてきたら、「もう少しゲームを難しくしてもいいよ。どうしたらいいかは自分たちで考えてごらん。」と子どもたちに問いかけてください。
針金の途中にセロハンテープを巻いて安全地帯を作るグループ、針金を二重にしてフックを通りにくくするグループ、針金自体を複雑に曲げるグループなど、子どもたちはどんどんアイデアを出してきて、ゲームの楽しさが広がっていきます。
ぜひ教室で実践してみてください。
安全のために注意すること
・ 針金を曲げる際に、手を切らないよう、またふざけて目に刺すことのないように注意しましょう。
・ 豆電球をつなぐことなく配線すると、ショート配線になってしまうので、必ず豆電球などの抵抗となるものをつなげます。(ショート配線は、乾電池の破裂、液漏れ、発熱の原因となります)
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