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吸水性ポリマーを調べてみよう

1 はじめに

 吸水性に優れた物質である吸水性ポリマー。その用途は、紙おむつや植物栽培など多種多様です。吸水性ポリマーのふしぎな性質を体感してみましょう。

2 準備するもの

・吸水性ポリマー
(紙おむつや携帯用ミニトイレから取り出せます)
・ビーカー(300ml)
・ガラス棒
・メスシリンダー(100ml)
・食塩


3 手 順

@  1gの吸水性ポリマーをビーカーに入れます。


A  メスシリンダーで水を一定量(10ml)ずつ入れ、ガラス棒でかき混ぜます。水を吸収しなくなった量を記録します。




※ 1gあたり200mlほど吸水します。


B  実際の様子を観察してみましょう。


C  Aのビーカーに食塩を少しずつ入れ、ガラス棒でかき混ぜ、その様子を観察しましょう。


 食塩を入れることによって、吸水性ポリマーの分子から水が離れて、ビーカー内は食塩水と吸水性ポリマーに分かれます。
 上の写真はビーカーの底に吸水性ポリマーが沈殿していく様子です。


D  最初からの様子を比較してみましょう。


<左>
 吸水性ポリマーだけを入れたもの

<中央>
 水を加えたもの

<右>
 水を加えた後に、食塩を加えたもの


4 先生方へ

 この実験では、「白い粒は水に溶ける」と思い込んでいる子供たちの考えを覆す変化が起きます。
 吸水性ポリマーは、1gあたり150mlから200mlの水を吸収します。(製品によって差があるので、予備実験で確かめてください)そのため、実験は大きなビーカー(300ml以上)で行ってください。
 実験後は、ろ過により食塩水と吸水性ポリマーに分けて、水分は流してください。吸水性ポリマーは、紙おむつと同じように可燃ゴミや生ゴミとして処分してください。

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