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酸素でロケット
−酸素を大量に発生させるには−
フィルムケースの中に、すりおろした野菜とオキシドール(過酸化水素水)を入れると、なんと、ものすごい勢いで打ちあがるロケットができます。学校や家でやってみましょう。 |
2 用意するもの
・野菜(ニンジン、ジャガイモ、ダイコン、ゴボウなど)
・オキシドール(過酸化水素水を薄めたもの)
・おろしがね
3 方法
@野菜(ニンジン)をおろしがねですりおろす。
Aフィルムケースに、すりおろした野菜を小さじ一杯程度入れる。
Bオキシドールをフィルムケース(4分の1程度)に入れる。
Cふたを閉め、ふたの方を下にして平らなところに置く。
D少し離れたところで数秒待つ。
4 結果
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※野菜の代わりに二酸化マンガンを利用しても、同様の実験をすることができます。
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※酸素が発生する様子もよく分かります
すりおろしたゴボウにオキシドールをかけました。(動画参照→酸素が発生する様子)
酸素がたくさん発生しているのがよく分かるります。
過酸化水素水(それを薄めたものをオキシドールという)は、時間が経つと、水と酸素に分解してしまいます。 過酸化水素 → 水 + 酸素 通常なら時間がかかるその分解を、一気に促進させる物質があります。一つはカタラーゼという酵素、もう一つは二酸化マンガンという無機触媒です。 過酸化水素水と二酸化マンガンについては、小学校6年「ものの燃え方と空気」、中学校1年「気体」の中の酸素発生実験で扱うものなので、その単元の発展として、ロケットを作ってみてください。 酵素であるカタラーゼを用いる実験は、消化酵素がいくつか紹介される中学校2年「消化」「酵素」の発展教材としても利用できます。 ※周囲が汚れますので、広くて掃除のしやすい場所を選んで実験を行ってください。 ※フィルムケースが高く上がるので、必ず屋外で行ってください。 |
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