クスノキからショウノウ(防虫剤)を取り出そう
1 準 備
クスノキの葉(7,8まいを細かくきざんだ物),丸底フラスコ(300ml),
ビーカー(500ml),
ガラス管つきゴムせん,
試験管,ゴム管つきガラス管,
三脚,加熱器具,加熱用金網,
スタンド,ろ紙,ろうと,ろうと台,
ガラス棒,防虫剤(ショウノウ)
2 実験の前に
クスノキの枝をから,葉を直接ちぎってもみ,においをかいでみる。
市販のショウノウのにおいと,比べる。
3 方 法
@ 細かくきざんだクスノキの葉を丸底フラスコに入れ,葉がかくれるより少し多めの,水を入れる。
A 図のような装置を組み立て,加熱する。
B 沸騰が始まると同時に,試験管の内部に白い結晶ができ,水の上に浮く。数分で,全部留出するので,沸騰後10分ほど加熱する。
C 試験管は,よく冷やさないとショウノウが蒸発するので,ビーカーの水は途中でかえる。
D ろ紙を使って,留出分をろ過する。(ろ紙は,ひだ折りにすると能率がよい)
E ろ紙の上のショウノウの結晶をろ紙ごとかわかす。
4 注 意
火を消す前にガラス管をぬく。
ガラス管を抜く時は,水蒸気が吹き出すので注意する。
ゴム管やガラス管も熱くなっているので,注意する。