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コーパルで大昔の昆虫を観察

1 はじめに

 大昔に生きていた昆虫を見てみたいと思いませんか。
 コーパルを使うと、数百年前の昆虫を簡単に観察することができます。
 自分だけの昆虫入りコーパルを作ってみましょう。

2 昆虫入りコーパルができるまで

(1) 昆虫が樹液に閉じこめられます。
(2) 昆虫を閉じこめたまま樹液が固まります。
(3) 数百万年が過ぎ、コーパルになります。
 数千万年たったものが琥珀(こはく)です。
 琥珀でも昆虫の観察ができますが、加工が難しく高価です。

3 準 備  

(1)  昆虫入りのコーパル
デパートの化石コーナーなどで売っています。
写真のものは、4〜5cmのものが2個セットで350円でした。
(2)  耐水紙やすり3種類(600番、800番、1200番)
番号が大きくなると目が細かくなります(600番:粗い、800番:中くらい、1200番:細かい)。
やすりの目につまったものを水で流しながらこすって使います
(3)  研磨剤(半固体)
 研磨用の布(セーム皮など)
研磨剤を布に付けてこすります。

4 方 法

(1)  昆虫が入っているところを確認します。
 全体をどのような形にするのかを決めます。
(2)  紙やすりで磨きます。紙やすりは、時々水で流して、目につまったものを取り除きます。
 10cm〜15cm四方に切って使うとやりやすいです。
@  600番で形を整えます。
A  800番で表面をなめらかにします。
B  1200番で表面を磨きます。
(3)  セーム皮に研磨剤を付けて表面の仕上げをします。
 左の写真の昆虫を拡大した写真

 5 先生方へ  

 大昔の生き物をそのままの姿で見ることができるので、子供たちはとても興味をもちます。

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