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1 目的
| 学校にある草木で、布を染(そ)めてみましょう。植物の種類によって染まり方が違(ちが)います。 |
2 準備(じゅんび)
| [器具,薬品など] | ビーカー、ガラス棒、アルコールランプ、三脚(さんきゃく)、金網(かなあみ)、ボウル |
| ミョウバン・・・・媒染(ばいせん)として使う | |
| * スーパーや薬局で、100gあたり300円ぐらいで売っています | |
| 木綿の布(6cm程×6cm程を10枚ぐらいとれる大きさ) | |
| 牛乳 200mlほど・・・・布全体が浸(ひた)るくらい | |
| [草木] | 各3gほど(写真は、それぞれの葉の3gの量) |
| (今回使用もの:マリーゴールド、びわ、桜(さくら)、みかん) |
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| マリーゴールド | びわ | 桜 | みかん |
3 作り方
(1) 下準備
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木綿の布をあらい、汚(よご)れを落とします。 |
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| A | 牛乳に15分ぐらい浸(ひた)し、その後しぼります。そのまま干して乾(かわ)かします(写真1)。 | |
| (木綿などの植物せんいは染まりにくいので、牛乳のタンパク質をつけます) | ||
| 1枚 1gぐらいの重さになりました。 | ||
| 写真1 |
(2) 染め液をつくる
| @ | 染める物の3倍ぐらいの重さの草木を集めます。 | ![]() |
| (今回は、布が1gなので、布1枚に対して3gの草木を集めました) | ||
| 写真2 | ||
| A | 葉や枝を細かく切り、水150mlといっしょに、ビーカーに入れ、15分ほど沸騰(ふっとう)させます(写真2)。 |
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| B | 液をろ過(か)して、花や葉などを取(と)り除(のぞ)きます(写真3)。 | |
| 写真3 |
| @ | 木綿の布をお湯に浸(ひた)した後、染め液の中に布を2枚入れ15分ほど沸騰(ふっとう)させます(写真4)。 |
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| A | 時々かき回します。 | |
| B | 1枚は、そのまま出して、乾かします。 | 写真4 |
| これで無媒染(むばいせん)の染め(1枚目)が完成です |
(4) 媒染(ばいせん)につける
| @ | ミョウバン1gをお湯800mlくらいに溶(と)かし、4等分します。 |
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| A | 染めた布を1枚入れ、(15分ほど)時々かき混ぜます(写真5)。 | |
| 写真5 | ||
| B | よく、水洗いして、乾かせば完成です。 | |
| ミョウバンで媒染(ばいせん)した染め(2枚目)が完成です。 |
4 結果
| ・ | 染め布は、左が無媒染(むばいせん)、右が媒染(ばいせん)ありです。 |
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2 その他
| ・最初に草木を煮(に)出して染め液を作る時、いっしょに布を入れて煮(に)出せば、作業時間を短くすることができます。 |
| ・媒染(ばいせん)は、染めるのを手助けするものです。媒染剤(ばいせんざい)によって染色(せんしょく)の色素(しきそ)と化学反応(かがくはんのう)を起こすので、同じ染料(せんりょう)でも媒染剤によって違った色に染め上がります。 |
| ・媒染(ばいせん)には、いろいろな種類があります。ミョウバンのほかにも、酢酸(さくさん)、アルミニウム、木酢酸鉄(もくさくさんてつ)、酢酸銅(さくさんどう)などがあります。 |
| ・染め上がりは、植物によってかなり違(ちが)います。また、媒染(ばいせん)によっても仕上がりが違います。いろいろ試してみるとよいでしょう。 |
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